今回はキスの定番エサである「石ゴカイ」のエサの付け方を紹介します。
一般的に釣具屋に行くと関西では「青イソメ」「石ゴカイ」が通年販売されている定番のエサです。関東ではジャリメと呼ばれることもあるそうです。
活き餌の中では比較的安価から購入でき、ちょっと釣りをするのにも最適な石ゴカイ。
ちょっと触るのが苦手な方も多いのでは?しかし、この石ゴカイはキス釣りや小物釣りにとっても活躍するエサなので、ぜひ使ってみましょう。
ちなみに痛くは無いですが、石ゴカイは噛んできたりもしますよ~!
石ゴカイは安定供給されていて、年中入手しやすい海釣りのエサです。
石ゴカイという釣りエサ
淡路島では最低価格が300円か500円で100円単位で増やしてくれるところが一般的です。ほとんどが砂のようなものが入っています。
これはバーミキュライトやヒル石などと呼ばれているもので、保水性があり活きエサの鮮度を保つために入っています。
石ゴカイのエサ付け方法
石ゴカイのエサ付け方法は簡単です。
多少ぬめりがあるため、石粉という石を砕いた粉のようなものが販売されています。これをまぶせば滑り止めになるので、簡単にエサが付けられるようになります。ぬめりが苦手な人は試してみてください。
名前の通り、針に1匹刺しているだけです。
通して刺すから「通し刺し」とも呼ばれています。
石ゴカイを縫うように刺す、縫い刺し、針に頭部分をチョンと引っかけるチョン掛けなどもあります。
どちらも、縫い刺しは血が出て身が切れそうだし、チョン掛けは魚に突っつかれたらすぐ取れたりしそうなので石ゴカイをエサに使う場合はほとんどしていません。
ウキ釣りで使う場合にはチョン掛けも有りかもしれませんが、投げ釣りで遠心力がかかる場合は投げた瞬間にエサが飛ぶ可能性も高くなります。
これで十分にキスは釣れます。
大きめの石ゴカイ1匹で、キスの投げ釣りに使う場合は3分割で使うことも。
この時のキス用針の大きさは6~8号が目安です。
基本的には投げ釣りのキス以外にメバルやグレなどにも多用します。
この時も刺し方の基本は同じですが、エサの動きを重視するウキ釣りが主なため1匹掛けで試してみましょう。
投げ釣りの場合は、投げてから置き竿にする場合は針を大きめの9号~10号ぐらいにして1匹掛け。投げてから仕掛けを引いてくる引き釣りの場合は、上記の分割にして刺す方法でやってみてください。投げてから動かしているので、多少死んでいて動かなくても問題なく食ってきます。
注文方法 ワンポイントアドバイス
また、これは裏技的な存在ですが石ゴカイを注文するときに
石ゴカイは半日や1日ぐらい使うぐらいでは、よっぽど悪いエサではない限り使用上に影響があると思っていません。それだけのために?実はメリットがあります。
ベルムライトの粉が手につかない!
ベルムライトの粉がついた手で竿や釣具、その他もろもろを触ると粉が結構つきます。これがなくなるのが最大のメリットです。汚れた手をタオルで拭いても結構、粉が付くのですが、ただの石ゴカイのぬるぬるぐらいだと気になりません。ちょっと磯臭くなるぐらいです。笑
石ゴカイのぬるぬるを直接触るので、針への付け方が若干難しい。
水分が多いとベルムライト無しのほうがゴカイが弱るスピードが早い。
短時間、釣行が多いのでぼくは言うのを忘れない限りベルムライトは無しで注文しています。
一度、試してみてください。
石ゴカイは長持ち?
普通に石ゴカイを購入してから翌日に使う分ぐらいには、購入したてに比べれば活きは下がっているかもしれませんが問題なく使えるレベルです。
ただし、炎天下の車の中に放置したり、熱い部屋の中に置いていたら弱るでしょう。
一般的によく言われるのが冷蔵庫の野菜室に入れておくと良いと言われています。
そして、パックで購入した場合は乾燥に注意です。
新聞紙などで乾燥しないようにくるんだりして保管すると良いでしょう。
小学校の頃に初めて釣りをするのにエサを買ってきて、そのエサは翌日に使うものだと知って冷蔵庫に入れていたことを今でも覚えています。
もう20年以上前でしょうか・・・。なつかし~!でも、こんな思い出を大人になっても覚えているのは本当に素晴らしいことで、子どもにも同じように教えてあげたいです。
曖昧な記憶で言えば、小学校の頃に1週間ぐらい前のエサを使ったことがありますが・・
結構腐っていたのですが・・・少しだけ弱りながら動いている奴もいたように思います。。
ですが、一般的には使い切るのが理想です。
毎日釣りに行くのではない限り、なかなか自宅で保管して翌週も元気かと言えば・・そうではない確率が高いです。
保管方法についてですが、クーラーボックスに入れて持ち歩くのが普通ですが
氷の真上に置いたりしてもひん死の状態になったこともあるので、冷やし過ぎには要注意です。
石ゴカイが余った時
そんな時はどうするか!?
良かったらだから良いとしてください!笑 ぼく自身も、これまで釣り場で先に釣りをしていた人が帰宅される前に「良かったらエサ使ってくれまさんか」って何度もエサをいただいたことがあります。あなたもそんな経験ありませんか?
そのエサで次の人が1匹でも多く釣れれば最高ですね!
石ゴカイの必要量目安
エギングロッドやコンパクトロッドのセットを用いた通称「ちょい投げ」で仕掛けの針数も2-3本で行う場合は石ゴカイ300円で2~3時間が目安です。
もちろん、魚の食いが悪いので分割をしないでエサ付けしたり、食いがよくてすぐにエサが無くなったりもします。また、時期によっては石ゴカイが小さくて針に刺せない場合も・・・。 なので、一応の参考としては300円で2~3時間。4時間ぐらいする場合は500円ぐらいをめどにテルヤスはしています。
一度お店で量を見てみてください。同じ値段を注文しても青イソメよりは匹数は多くなることが通常です。
活きエサボックスも必要
はい。よく忘れるのですが、活きエサを入れるケースは持っておいた方が良いでしょう。
透明のフードパックが必要なくなることもそうですが、風が強い時はパックに入れられているだけのエサだと吹き飛んでしまうからです。
その他にもエサのパックの開閉が輪ゴムよりは早く、手返しもよくなり結果的に釣果にもつながります。
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小型で使いやすいエサ入れです。
さいごに
色々とみてきた石ゴカイですが、やっぱり活きたエサは触りたくないし
釣具屋に行く時間もないかも。
分かります。その気持ち。そんな時は定番になってきましたが・・・
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疑似餌という選択肢もありです!
実際に活きたエサではありませんが、マルキューのパワーイソメも結構釣れるものです。
においがブルーベリーの香りで、かなり甘いにおいがします。笑
活きエサ少量のパワーイソメなどの疑似餌もあっても有りです。
釣りのスタイルは人それぞれ。ルアーメインで釣りに来たけど、やるかわからないけどちょい投げでキスも楽しみたいって人は生き餌に比べて利便性の高い疑似餌も有効です。
ではでは 今日はこの辺で・・・
良い釣りを!
意外かもしれませんが、ネットでも石ゴカイが注文できます。
活きエサ問屋さん、すごいですねぇ。