釣人かく語りき
あれ?どっかで聞いたことがあるような・・・。
ニーチェだ。とっても読みにくい名前のツァラトゥストラはかく語りきと一緒だ。
へーと思いながら、本を買ってみました。
ちなみにニーチェの本は10年近く前に読んで、家のどこかにあるかも不明です。
内容も覚えていませんが、自分らしく生きれる気がしたのを覚えています。
そんな釣人かく語りきですが・・。
釣人(ちょうじん)と読みます。
まぁ、釣人のことを「ちょうじん」だなんて読む人はいないと思いますが・・・
月刊「つり人」市場でのインタビュー連載「釣人かく語りき」の企画の原点になったのが
2011年の東日本大震災後、初秋の仙台港に行きついた著者
釣りをしている姿を見て・・・
「神は死んだ。しかし、釣りは生きている!」という言葉が天から降りてきたそうです。
ここからニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」の超人にちなんだそうです。
ちなみに本書で出てくる釣人たちは、釣り好きのぼくからみても
まだまだぼくの釣りに対する思いが足りていない!と思ってしまうほどに強烈な人ばかりです。爆
例えば・・・・。
大阪湾で50cm平均の黒鯛を1日に100匹釣れるというキングジムの宮本社長
この時の釣り方がまたすごい・・・・。
釣り方は?と問われて・・・
「消しゴムですね」と答えている。。。。
いや・・・消しゴムは無いだろ!と思いながら・・・読みましたが、
読み終えて、消しゴムすげぇ・・・ってなっていました。
釣り方としてはジグヘッドを使用してワームとして消しゴムを使うようです。落とし込みですね。しかし・・・消しゴムって・・・。爆
発想が凄いですよね。ぼくには考えられません。
でもね、消しゴムで釣れると聞いたら・・やってみたくなるのが釣り人というもの・・・。爆
釣人かく語りきに登場する人たちは、
釣りをしていて楽しいんだなぁっていうのが本当に伝わってきます。
人それぞれ釣りのスタイルもばらばらですし、
釣りをする目的も違うし、それでやっぱり良いんだなぁってのが本書を読んで一番もらえた気持ちですかね。
釣りはなんでするのか?
理由はなんでも良いと思います。
ぼくは結婚してから釣りに行く回数が減りましたが、
本書でも「釣りにどうやって行っているか」とか多くのヒントが得られました。
今後釣りをしていくのに、参考になる先輩方の知恵がたくさん詰まっている最高の1冊です。もちろん消しゴム釣法のインタビューだけ知りたい方も読んでも良いです。笑
本当にこの本は色々、人生の勉強にもなるなぁ・・・。なんて読んでいたのですが・・・
最後に消しゴムが出てきて、本書の内容がほとんどすっ飛んだかもしれません。爆
梅雨時など釣りに行けない時にもどうぞ~!