普通に使えていたダイワのスピニングリールが突然調子が悪くなった。
そんな経験ございませんか?今回のお悩みは「ドラグが最初普通にジジジッと効いて、しばらくするとドラグが締まりすぎて固くなったりする」です。
実際にぼくもなったことがあり、何でだろうと色々と困ったことがありました。
その時は修理出しをしたように記憶しています。
しかし、案外、原因がわかれば自分でパーツ取りして修理できることもあります。
それだけで工賃が数千円と修理に掛かる日数を短縮できる可能性があります。
ドラグの不具合の要因は?
まず、ドラグがちゃんと締まらなくなったり、締まりすぎたりする原因ですが下記が考えられます。
ちなみにぼくがよく使うリールは2017年までのスピニングリールが多く、2018年から発売されているLT(ライトタフ)コンセプトのスピニングリールでは改善されている可能性が高いです。実際に使ってないですし、持ってないので分かりません!
※コンセプトのリールは構造上、改善されていると考えています。(2019年6月11日更新)
①ドラグラチェットの破損
原因として可能性大!!
②シャフト(スプールを差し込む棒)上部のドラグノブを締めるネジ部分に不具合がある。
通常のシャフトの長さよりもネジが短くなっていたりすると締まりすぎる。
③シャフトが曲がっている。または壊れている。
②と③はリールをばらして修理しないといけませんので、よっぽど修理に自信がある人以外はやらない方が良いです。そして、最近のダイワリールにはマグシールドが搭載されてます。
マグオイルが減ったりなんだ・・・。なんて一般的な釣り人が修理をするのには、考えただけでぼくはパスです・・。ネットで調べたら分解している人はやっぱりいますけど。。すごい!
ドラグラチェットの破損の可能性
では①について説明します。
これがドラグノブを外したスプール内の画像です。
金色の部分がドラグラチェットです。
赤の矢印で印をしている部分をよく見てください。
金色のドラグラチェットは長方形をしています。
それと同じく、シャフト部分も長細い形状をしています。
が、今の画像の状態ではハマりにくいのですが、入っていると思って力を入れると
ドラグラチェットが変形する可能性が高いです。
これで穴にちゃんと入りました。
このスプールの脱着を何となくグリっと入れてしまうと変形し、
ほんの小さな変形から徐々に変形していく可能性があります。
その他には、よくわかりませんが消耗品であるのかもしれません。
最初にぼくがここを交換した時も、あんまりスプールの脱着を繰り返ししたような・・・していないような・・・。
ダイワリールの素晴らしい所は互換性が強いことで、スプールに対してライン号数を変えて瞬時で対象魚に応じられることです。
ただ、交換が多い人などは脱着に傷つける可能性もあるので慎重に行ってくださいね。
ここのドラグラチェットが目視しても分からない場合はメーカー修理出しをおすすめします。
16セルテート2506の場合はドラグラチェットのパーツ本体価格は600円と高くはありません。
交換する際はATDの場合、ATDグリス以外を塗るとATD本来の役目をしなくなる可能性が高いのでやめましょう。ドラグノブやドラグラチェット部にグリスが残っていると思うので、それを利用してやればほとんど問題がないかなと考えています。
しかし、やっぱり釣りで使うものです。ドラググリスをつけないと!と思われる方はやっぱりメーカー修理出しをして、きちんとアフターを受けた方が良いです。
ちなみに自分で交換する場合は、ドラグラチェットが外れないようにピンが挟まっています。画像でわかるかもしれませんが五角形になっている銀色のパーツです。
ピンセットで外せば簡単に外れます。爪で引っ掛けても良いですが、ピョンと飛んでしまいやすいので注意してくださいね。
さいごに
今回、原因の可能性としてあげたドラグラチェットの変形ですが、シマノのリールでは経験がなく、ダイワのリールでは過去に何回かあったように思います。
今後はLT化されて構造上もスプールとシャフトがはまりやすく変わっていると実感していますので、このようなトラブルは減ってくれると嬉しいです。
ではでは 良い釣りを!