クロダイの生物学とチヌの釣魚学
なんて難しさを出してる本なんでしょ!実際に手に取る人はいるのかと思いながら、買ってしまうんですよね。こちらの本は普段から皆さんが親しんでるチヌについて書かれており、特にエサ釣りをする人に参考になることが多いです。
ちなみにクロダイとチヌをタイトルで使ってますが両方とも同じ魚で地方による呼び名です。
ぼくの住む淡路島はもっぱらチヌです。
そして、このチヌは食味でいうと美味しくない!と言う人もまた多いのは事実。ぼくもチヌのフカセ釣りをしていなければ、チヌを持って帰って食べたりすることも無かったでしょう。
さて、チヌ釣りについてですが、色んな釣り方があります。パッと思いつくだけで、ウキを使ったウキフカセ、紀州釣り、ルアー釣り、カセ筏、落とし込み。。
そんな色々な釣り人に参考になるのが本書です。
ちなみにチヌ釣りをしたことや興味を持った方は、まずその釣り方やエサの種類の多さに驚かれた方もいるのではないでしょうか。
たとえば、オキアミ。ハードタイプに加工されたものやボイル加工されたもの。釣り分けはありますが、どうしてオキアミがチヌにとって釣れるエサだかわかりますか?
そりゃーエビだから好きに決まってるやろ?とツッコミが入りそうです。しかし、エビで釣れる根拠が本書にはありました。爆
本書 クロダイの生物学とチヌの釣魚学 p92〜93引用
「オキアミを釣り針に付ける時、頭を取り除く人もいれば、ミンチ状にして練り餌として使う人もいる。それでもクロダイは良く釣れるため、彼女たちがオキアミをエビと勘違いして食べているとは思えない」
引用おわり
べつに釣れるんだから、分からなくても良いって方は読まなくて良いです。知った上でのアプローチが変わるんです。これは間違いありません。
このエサは、どんな効果があって使っている。
それを意識するだけで、ぼんやり考えていた釣りが劇的に変わります。
なーんて言ってますが、基本は釣りは楽しく!がモットーです。
普段のチヌ釣りにプラスアルファできることが一つでも得られるだけでも違いますよ!