今回は海上釣堀で人気の青物を釣るコツを紹介していきます。これから青物釣りにチャレンジする方、釣堀には行くけど、なかなか青物は釣れない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
釣堀で釣れる青物
釣堀で釣れる青物はカンパチ、ヒラマサ、ブリの三種が定番で御三家といえます。
この三種になりますが、青物を狙っていて特定の青物だけを釣るということはなかなか難しいものです。単発に釣れるのはカンパチ・ヒラマサ、出世魚の頂点であるブリの手前のメジロクラスがわりかし周りも掛かるとバタバタと掛かり、周りの人も数を伸ばしやすい魚です。
ブリ
ブリは80センチ後半から90センチ台の放流がありますが、なかなか個体数も少なく釣れたらラッキーです。
しかし、ブリは放流後にかなりの確率で食ってくる魚です。
釣る時のコツは目玉として放流される場合は大きさも10kg前後になることも考えられ、ハリス、タックルも強くしましょう。
カンパチ、ヒラマサ
カンパチ、ヒラマサはメジロの放流に比べて、放流量が少ないことが多いです。
カンパチはメジロと比べて単発で掛かることが多いです。
エサもエビエサ、生ミックで掛かることもあり、時々タイ釣りの外道でも掛かってます。
ヒラマサはマイワシの冷凍エサ、活アジ、カツオの切り身で実績があります。また、ヒラマサについては個体数、放流量が安定していないこともあり、滅多にお目にかかることが無い釣り堀も多いでしょう。
引きは強烈で同サイズのメジロ・カンパチ以上に走りが強く感じます。今まで釣り堀で青物をたくさん釣ってきましたが、ヒラマサは覚えているだけで2匹だけです。
いずれも強烈な走りでしたが、たしか数年前に淡路島のじゃのひれフィッシングパークで6月頃に釣ったヒラマサが釣り堀で釣った魚の中で一番強烈に走りました。
メジロ
カンパチは食っても周りの魚が一緒になって活性が上がることが少ない中、メジロのヒットは周りの人も掛かる可能性が上がります。魚が食ったら、慌てずにゆっくりとやり取りして確実にゲットしましょう!
釣堀で釣れる青物まとめ
ブリ | メジロ | ヒラマサ | カンパチ | |
難易度 | ||||
タナ | 底近辺から中層 | 中層 | 中層 | 底近辺 |
エサ | 活きアジ・魚の切り身 | 魚の切り身・活きアジ・冷凍イワシ・キビナゴ | 魚の切り身・活きアジ・冷凍キビナゴ・イワシ | 魚の切り身・活きアジ・冷凍キビナゴ・イワシ |
主に釣れる青物をまとめました。全体的に魚が大きいので真鯛に比べて難易度が高い釣りです。しかし、やり取りも慎重にやれば取り込めるでしょう。
青物釣りのコツ
釣堀で釣れる青物を簡単に紹介しましたが、続いては実際に釣り堀で青物を釣るコツを紹介していきます。ちょっとした心がけしだいで1匹の差に繋がってきますので、最大のコツは準備にあると言えます。
青物を釣る時は真鯛用と青物用2タックル用意しよう!
青物を釣るためには準備が必要です。
まず、釣り堀で真鯛と青物が放流されている場合、真鯛のみを狙う場合だと竿1本でも事足りるでしょう。しかし、真鯛と青物も釣りたいという場合にはタックル(竿とリール)は最低でも2タックルは用意しましょう。
ぼくの場合は多い時で4タックルを準備して、ハリスの号数、付けるエサ、タナ、ウキとかそれぞれ変えて狙っていたこともあります。
しかし、それほど持って行かずとも通常は青物用・真鯛用の2タックルがあれば十分です。
放流されている魚が大きい場合はハリスを太くしよう!
釣堀や年末の時期によっては10kgを超す大物のブリも放流されることもあります。そんな時は、普段青物を狙っている号数よりも太いハリスを用いると安心です。
参考までに青物狙いでは、6号をメインに使用しています。
人が多い時は、取り込みを早くする目的から8号を使い、大物が入っている時は10号を目安にしています。
- 6号 通常たいがいの魚は取れます
- 8号 混雑時などに素早く魚を上げたい時に使用
- 10号以上 ブリなどの大型魚が混じる可能性が高い時に使用
青物が釣れる釣り座は?
真鯛は当たらない場所でも、青物は釣れる事も多いので、理想は角ですが、角で無い場所でも爆釣したことがあるのでご安心を!!
青物を狙う時はどこに投げる?
ぼくが青物を狙う時はネット際をできるだけ狙いません!
これは真鯛とかはネット際で良く釣れるので、狙っている方も多いでしょう。実際にぼくも最初はネット際をよく狙っていました。
しかし、ネット際を狙わなくなったのには理由があります。その理由は使うエサが活きアジがほとんどだからです。活きアジはサイズにもよるものの場合によってはネットを抜けてイケスの外に出る事があります。
一度抜けた場合は針だけ引っ掛かったりして、タイムロスにもなりますので釣果にも悪影響をもたらします。
ネット際を狙う時は冷凍エサなどにしてみましょう。
では、ネット際以外にはどこに投げるかというと・・・。ズバリ真ん中あたりです。
以外に真ん中周辺で食うことが多いので、真ん中に投げたことが無い方はやってみてください。もちろん、他の人も真ん中に投げるとライントラブルにもなりますので、人が多い時は周りの人とのライントラブルにならないよう気を付けて下さい。
青物が掛かったら周りの人に知らせよう!!
やっとのことで、青物が掛かったら周りの人に知らせましょう!
ほとんどの場合は周りの人もあなたが魚を掛けたことに気付いている場合が多いですが、釣り堀に初めて来た人や何か他のことをしていて気づいていない人がいるかもしれません。
周りに多くウキが浮いている状態でやりとりをすると、周りの人の仕掛けを巻き込んでしまいます。そうすると周りの人のウキも魚が食ったかのように一気に沈み込むため、周りの人もアワセを入れたりします。
そうして、周りの人が自分に魚が掛かったものだと必死で巻くと、これがまた魚がよくバレるのですよ。さらにバレるだけではなく、糸ももつれてしまい、お互いに貴重な釣り時間も減ってしまいます。
お互いのためにも魚が掛かった時は「青物掛かりました!」と教えるようにすると良いでしょう。
釣堀の最新情報を知ろう!
釣堀の最新情報を確認しましょう!ほとんどの釣堀では自社の運営サイトを持っているでしょう。行く日の前や釣行を考えている場合は、必ず確認してどのぐらい釣れているのかを知っておきましょう。
そして、当日は前日や最近の傾向をスタッフに問い合わせましょう。この時に知りたいのは・・・
- 最近の釣況
- 釣れているタナ
- 釣れているエサ
- 釣れている釣り座
- 放流の時刻・回数
この5つは聞きたいところです。
青物は底から50cmで食っていると言われて、本当にそのタナばかりであたったこともあります。しかし、正確なタナを知るためには目安ではなく、タナ取りのオモリを使って最低でも1時間に1回、釣れない時に1回、魚が掛かった時にウキ止めが動いていないか確認のためにも1回するといったようにタナをこまめに確認することが大事です。
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がまかつのタナ取りオモリはとにかく使いやすくおすすめです。
基本シリコンに針を刺して沈めるだけですが、取り外しも楽なんです。
放流後が大チャンス!
青物は放流後が最大のヒットチャンスになります。当日は青物の放流前まで何も食っていない日でも放流後1時間以内は荒食いした!なんてことも珍しくありません。
それぐらい青物の放流タイムは重要ですので、それまでに青物の釣りタックルを用意しておき、放流時刻もあらかじめ分かるようなら放流時刻前には青物タックルで釣りを始めておくのも良いでしょう。
青物の実績が高い釣りエサを用意する
あらかじめ釣堀で販売をしているのか確認をして、無い場合は釣り堀用に代用の活き餌が無いか立ち寄ることの多い釣りエサ屋でも確認しましょう。
その他にも冷凍のキビナゴ・イワシも実績の高い釣りエサです。
活きアジ | 青物釣りの定番エサで、実績が非常に高い釣りエサ |
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冷凍カツオ(ソウダガツオ・メジカ) | 冷凍1本物で売っていたり、切り身やワタだけで売っていることもある青物釣りの定番エサ |
冷凍キビナゴ | 釣りエサ屋で入手しやすい釣りエサで、わりと青物も釣れるエサ |
冷凍イワシ | 意外に釣れることも多いエサ |
▼釣り堀のエサについてはこちらの記事もあわせてどうぞ
冷凍のカツオはぼくにとって青物狙いに重要な釣りエサの一つです。
使ったことが無い方は、一度試してみてくださいね!
さいごに
今回は釣り堀で青物を釣るコツを紹介してきました。青物は一日の釣り時間の中で真鯛と比べて一瞬しか食う時間が無かったりするため、1匹釣るか釣らないかで大きくその日の釣果が左右されます。
それだけに、その1匹のために準備を行いましょう!
最低限、青物用のタックル、そして、青物用の釣りエサ数種類は用意しましょう。
数種類エサを用意する理由ですが、その日はそのエサで食わないなんてことは結構あるからです。釣りエサは数百円で買えるので、ここは持っておかないと釣れていないかもしれない・・・ということで、数種準備することをおすすめします。
あとは小まめにタナを取って、釣れない時は冷凍エサの場合は小まめに誘いを掛けてやりましょう!
ではでは 良い釣りを!!