どうもテルヤスです。エギングロッドと言えば、ダイワのエメラルダス、シマノのセフィアが大手メーカーから広く流通している人気アイテムです。
その中で、今回は2017年に発売されたSephia Ci4+の使用感、そして使用後の評価です。
もう、この竿を持っている!という方も多いかと思いますが、改めてこの竿は軽くて使いやすくておすすめです!
セフィアCi4+エギングロッド
2019年の段階で、8月に発売予定されているセフィアリミテッドは定価で8万円クラス。そして、リミテッドが発表される前まではセフィアエクスチューンがシマノのエギングロッド最高峰で、価格は定価で48,800円~50,300円です。(2019年7月4日時点)
エクスチューンが出る前は、Ci4クラスがシマノのエギングロッドでは高級クラスと認識していました。
実際にセフィアCi4+でも定価で38,000円~41,000円と安い竿ではありません。
品名 | 価格 |
セフィアリミテッド(2019年8月発売) | 82,000円~84,000円(税別) |
セフィアエクスチューン | 48,800円~50,300円(税別) |
セフィアCi4+(2017年発売) | 38,000円~41,000円(税別) |
セフィアSS(2019年7月発売) | 27,000円~29,500円(税別) |
セフィアBB(2018年発売) | 16,900円~18,900円(税別) |
現在発売が決まっているモデルなどと比べてみると、ちょうどセフィアシリーズの真ん中に位置しています。
ちなみに保証書が付いているのはSSは未発売ですが、定価で2万円超えしているので、付属していると思われます。BBには保証書がありません。
セフィアCi4+の特徴
さらなる進化を遂げた「NEWセフィアCI4+」。徹底的な軽量化に挑戦しつつ、エギングロッドの本質であるジャークの性能を飛躍的に高めました。全身がムチのようにしなるブランクスに新設計し、手首を軽く動かすだけで簡単にジャークすることが可能に。また常に変化するラインテンションをシビアに調整することなく、オートマチック感覚で操ることができます。軽くてしなやかなロッドはネジレやすくてキャスト&ジャークの性能の低下やブレが生じがちですが、[スパイラルX]と[ハイパワーX]によってネジリ剛性を徹底的に高め、あらゆるフィーリングが飛躍的に向上。ティップ部には3D一体構造フレーム[Xガイド]を採用し、計算された傾斜角度と構造で糸絡みを抑え、さらに強く、軽く、小さく、その存在を感じさせません。キャストからランディングまでの全てのシーンにおいて、ストレスフリーの性能を体感できるロッドです。
シマノHP セフィアCi4+より引用
http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/4855(外部リンク)
大きな特徴として挙げられるのが、シマノ独自の3D一体構造フレームのXガイドです。
下がセフィアCi4+、上にある竿がセフィアBBで富士工業製のガイドです。
一体成型モデルというだけあって、糸がらみやどこかにぶつけた時の変形などもかなりしにくそうです。
こちらは上記がCi4+です。一見同じように見えますが若干違います。
正直なところ、別にこのXガイドというのには、それほど大きな期待はしていませんでした。しかし、本当に糸がらみしにくいです。全然絡まないかと言えばウソになりますが、普通のKガイドよりは絡みにくい印象です。
そして、LDBガイドよりは糸の抜けが良いように感じます。やっぱりメーカーが効能をうたうだけあって、優れているパーツと言えるでしょう。
そして、何より軽量化されたロッドがセフィアCi4+の最高の特徴と言えるでしょう。
シリーズではS906Mが唯一、100g超えの102gです。他は軽いものでは90gを切るモデルもあるぐらいです。
実際に購入したS806M
購入したのはS806Mという機種です。
全長:2.59m
自重:94g
適合エギ:2~4号
適合PE:0.5~1
定価:39,000円(税別)
スペック的に見て、エギが2~4号と実に幅広く使えることがわかります。長さもエギングロッドにしては、やや長めの8.6でロングキャスト中心に使いたい方にも向いています。
S806Mを購入した理由
S806Mを購入した理由ですが、やはり汎用性の高さです。
小型のエギは2号から背負え、春の大型狙いの時にも4号を扱うこともできます。そんな感じで1年間を通して活躍が期待できます。
スペックで見るとPEは0.5~となっていることもあり、若干硬めと思っていただいて問題ありません。
ただ、0.5以下を使うシチュエーションがぼくには有りませんでしたので、全く問題ありませんでした。
86MLも考えにはあったのですが、エギングでするライトショアジギングも兼ねたり、太刀魚のワインドも兼ねるとなると硬さは張りのあるMが使いやすいこともありました。
実際のところはエギング以外での使用は、あまりありませんが、不意に目の前でナブラが起こることだってありますからね。
同じく86のレングスでM-Sというティップ部にソリッドを採用したモデルがあります。このモデルを購入しなかった理由が、エギング以外のジグなどを投げる可能性があって、使いにくそうだからです。
購入前に気になっていたこと
実際に購入前に気になっていたことは、特にありませんでした。価格もそこそこの値段はしますが、折れた時には保証書もついているので、いきなり折れても安心というか。なんというかです。
免責金額は4,000円(税別)という良心価格。
折れてもらっては困りますが・・・。
購入したのは、2018年で発売から1年間経過したころです。なので、その時はセフィアSSRが15年モデルだったか・・。はっきり覚えていませんでしたが、モデルチェンジ前の可能性もあり、年式の新しいモデルを選びました。
BBも買ってみたこともあり、価格差が少なかったというのもCi4+を選んだ理由です。何年でモデルチェンジするかが分からないので、購入してから翌年でモデルチェンジなんて言われたら嫌だなぁ・・・。というのはありました。
また、先に折れても保証書があるから・・・と言いましたが、保証書も購入日から1年間の有効期限ですし、折れても・・・。と思った理由には、やはり軽量化されたロッドにあります。
やっぱり持ってみて、すんごい軽いんですよね。なので、しゃくって折れないのか?とか不安でした。
実釣でキロアップも釣れました
今シーズンのエギング釣行時の写真です。このイカは500gほどでしたが、
こちらは1.3kgありました。
掛けてみて、思ったことはリフティングの力が強いこと。
1.3kgのアオリイカが掛かった時でも手元に寄せようと、竿の戻る力が強いというのが印象です。しゃくりも竿が軽いだけあって、しゃくりのスピードが早くなり、より強くシャープにしゃくれます。
使い勝手としては、かなり良いです。セフィアBBとも比較したら、連続したしゃくりや、長時間の釣りになればなるほど軽量化され反発力の強いCi4+は活きてきました。
ただ、使い始めは、本当に軽いので、投げる時にも折れないのか?と心配でやんわり投げていました。爆 しゃくりも、おそるおそる強度を確かめながら強めて行ったぐらいです。折れたら怖いなんて・・・お恥ずかしい話ですね。笑
セフィアCi4+S806Mの評価
デザイン | |
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使いやすさ | |
コスパ | |
総合評価 |
デザイン面ではグリップ部にコルクを採用しているなど、かっこいいです。
実際に使用時はリールフットより上のグリップ部分を持つことが多く、コルク部分に触れることは少ないです。
あってもなくても良いかな?とも思うコルクのデザインですが、あると高級感が増している感じがあります。
使いやすさとしては、軽さになれれば実に使いやすいエギングロッドであると言えます。ただ、合わせるリールによっては竿本来の軽さを発揮できないかもしれませんので、200g前後の軽めのスピニングリールが相性が良いです。
軽ければ軽いほど良いと思いますので、合わせるなら19ヴァンキッシュあたりが価格は高くなりますが良いです。
先に画像でキロアップと映っていたのはダイワのレグザですが、ダブルハンドル化して、リールスタンドを付けると300g弱の自重がありました。笑 やっぱり軽いリールとの相性の方が良く、釣りにより集中する場合は軽量リールが一つのポイントになるでしょう。
コスパも使いやすいですし、非常に良いと思いました。
そんなことから、総合的に見てもセフィアCi4+は良いロッドです。
これから買うにあたってのデメリット
もしも、これからセフィアCi4+の購入を考えている場合、一番気になるのがモデルチェンジです。ぼくの購入したモデルは17年モデルなので、3~4年後には新しくモデルチェンジされる可能性があります。
そうなってくると、投稿時点で2019年なので来年、もしくは再来年、なければ・・・その次の年。と出たばかりの竿では無いため、モデルチェンジという新しいものが出る可能性はあります。
その点、気に入って購入する分には、良し!として、まだまだ待ってみようかな・・・というのには、先が長いようにも思いますし。
と思っていたら、今年はセフィアSSがモデルチェンジをしてリリースされます。価格も定価で1万円ほど安いです。
セフィアSS S806M | セフィアCi4+S806M | |
発売年度 | 2019年 | 2017年 |
自重 | 99g | 94g |
定価(税別) | 28,500円 | 39,000円 |
技術特性 | マッスルカーボン、Xガイド |
技術特性で見ると、高性能素材のマッスルカーボン、独自形状のXガイドが無いことが大きな違いとなるようです。
自重自体もそのガイドとか、カーボンの材質による差なのかもしれません。
なので、単純に1万円高いだけの価値はCi4+にはあると言えそうです。
5gと言ったらかなり大きな違いです。
ただ、予算的にも抑えられること、99gでも十分軽量なこと。
そして、発売年月が新しいという魅力を考えると・・・Ci4+ではなくセフィアSSという選択肢も有りなのかなと思います。このあたりは予算とも相談ですね。
さいごに
今回は17セフィアCi4+S806Mを紹介してきました。実際に軽くて、かなり感度も良いと言えます。潮が流れている時に、エギが流れて底の岩などに当たっているゴロゴロ感なども伝わってきます。
その点を考えるとやはり、感度も良いし、軽いしで非常によくできている1本だと言えます。ただし、2~4号使えますが、小型の2号で小型のイカを狙う場合は、竿の弾性が強く、竿のしなりも、そんなに無いと思います。なので、身切れし易かったり、Mアクションだと物足りなさは有る可能性大です。
オススメとしては、3号~3.5号のエギを使用して500g~キロアップといった良型を狙う時、潮流がある釣り場で竿の弾性を使ってエギを弾き飛ばしたい時などに使って欲しい1本です。
ではでは、良い釣りを!