どうもテルヤスです。今回は2020年にダイワから発売されたエメラルダス ストイスト862SMTに使用感をお届けします。
3月に発売された追加モデルになるのですが、正直最初は購入を検討なんてしていませんでした!しかし、そんな購入予定も無かったものをいきなり買ってしまったのには、それなりに悩んだ理由もあります。
使用感としては、素晴らしいロッドであるのだとは思います。しかし、使いやすさというと個人的には万人受けするのかどうかは分かりません。
エメラルダスSTOIST86M-SMT
「86M-SMT」はエギングロッドのド定番とも言える86Mのティップ部に『SMT』を搭載したモデル。Mパワーとは言え繊細なティップを持つこのモデルは2.5号の小型エギから4号までの幅広いサイズのエギに対応させているためオールシーズン一軍として活躍する。そして『SMT』だからこそ成し得る驚異的な感知能力の高さは、これまで感じ取れなかったイカのタッチやわずかな潮流の変化の把握まで、アングラーにとってこの上ない武器になることを約束する。感度、操作性、パワーといったそれぞれの相反する要素を見事に集約させたこのモデルは、迷った時の1本として是非お勧めしたい。
ダイワ エメラルダスSTOIST HPページより引用
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/egi_rd/emeraldas_stoist_ags/index.html
(外部リンク)
何せ、値段が高いというだけで選択肢になかったモデルです。86M-SMTは定価で78,000円です。こんな高いロッドなので、ぶつけたり折れた時にどうしようか・・。なんていうのも使用前に思ってしまうぐらいです。爆
ただ、欲しい理由もあります。やはりSMT搭載で86Mというレングスと汎用性の高い硬さです。それだけで使ってみたくなるのですが・・・。今回は他にも購入するにあたって検討する事柄がいくつかありました。
購入するきっかけ
この20ルビアスですが、なにせ軽い。そして、カーボンモノコックボディを採用しているので剛性感もあります。しかし、手持ちのエギングロッドはゼナック、シマノ、ダイワと持っていますが・・・。ダイワのロッドはエントリークラスのロッドのみで、軽量化されたロッドが無かったのです。
単純にダイワの軽量ロッドと合わせるか、ダイワ以外のメーカーと合わせるか?で最初に悩みました。
まずは、オリムピックのカラマレッティ、レガーメ、夢墨・・・。そして軽量で国産ロッドと言えばヤマガブランクスですが・・。いずれも何かが合わなくて、検討を辞めました。
大概は発売から数年経過しているという理由が主だったのです。
そして、行きついたのがエメラルダスシリーズのストイストです。ストイスト以外には昨年発売のシマノのセフィアリミテッド。それからセフィアエクスチューン、そしてダイワのエメラルダスAIRなども候補になっていました。リミテッドが最終的にストイストと悩んだのですが、やはりSMTという未知なるメタルトップがどうしても使いたいというのが最終理由でした。
ちなみに、セフィアエクスチューン、エメラルダスAIRも今年はモデルチェンジするようです・・・。購入後に分かったことなのですが、春の新製品としてエクスチューン、AIRが発売されていたらストイストの購入には至らなかったでしょう。爆
そういう意味では、使うきっかけとしては良かったのかもしれません。
購入する前に気になったこと
購入前に気になったことと言えば、重さです。単純に軽いだけの竿ではなく、105gという自重は2020年にリリースされるAIRの前のモデルであるエメラルダスAIRの同クラスと比べても重いです。
品名 | エメラルダスAIR86M | ストイスト862M-SMT |
自重(g) | 90 | 105 |
単純にクラス最軽量ロッドと最軽量クラスリールを組み合わせる「最強クラス」の軽量ロッド&リールでエギングをやってみたかった!のもあります。
ちなみに2020年7月発売予定のAIR86Mは「88g」です。めちゃ軽いですね!
20エメラルダスAIR AGS
ダイワHP https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/egi_rd/20EMERALDASAIRAGS/index.html(外部リンク)
リリースタイミングも、ストイストと同時期に出ていたらストイストではなくAIR AGSを購入検討していた方も多いはずです。
AIRシリーズよりも重いというのが気になった点です。
ただ、単純に竿の自重が軽ければロッドも軽いのか?と言われれば、持ち重りを考えたりもえば、決して自重こそが全てでは無いと思っています。
まぁ、結局は使ってみないと分からないことが多いわけで・・・。
フィッシングショーで展示されていたであろうストイストですが、その時は一切興味がありませんでした。爆 触らずに取り寄せで買わせてもらったという・・・。その辺は、本当に安い買い物では無いと思いますので、実店舗などで触ってから買ったほうが良いかもしれません。レビューを読んだり、YouTubeで開発者さんの声を聞いても・・・。
よく分からないことが多いわけでして・・・。
YouTubeで開発者の声を聞いても、ほいほい!と出せる金額でもなく、、。
ただ、やはり気になるのはSMTです。スーパーメタルトップを採用したことによる今までに取れなかった違和感・アタリが取れるのかどうか。取れるのなら確実に釣果が変わります!
SMTのロングレングス・・・。やはり気になり出したら投げて見たくて、止まりませんでした。爆
贅沢な仕様 CWS
メタルトップもそうですが、CWSという技術が感動的です。
ガイドを固定しているのがカーボンという・・・。カーボンラッピングシステムです。
カーボンのガイドに、さらにカーボンでガイドを固定するという・・・。カーボンロッドにカーボンガイドをカーボンで固定する・・・。
こんなの考えただけでビンビンに感度良さそうじゃないですか・・・。買うまで知りませんでしたけど。爆
上の画像で分かりますが、ティップ部分だけシルバー色です。白も見やすいと思いますが、高級感から真っ白じゃないのかなとか思いました。
何にせよ・・・。普通のスレッド巻ではないので、ガイド取付の修理費用とかは・・・。高そうでしかありません。。そんなことを気にしていたら買えるような竿じゃないのかもしれません。爆
使ってみて
かなり怖いです。
ただ、これがこの竿の持ち味であり、魅力なんだと思われます。
使ってみたところ、本当に最初の1投は気を付けながら投げました。折れませんでしたけど。エギを振り切るのに慣れるまで一時間ぐらい掛かりました。
穂先だけでピュンと投げるのは、この竿にとって折れそうで怖いです。メタルトップ部分ではなく、メタルトップとカーボンとの継ぎ目ぐらいが本当に心配です。
また、手前で引っ掛かった際などチョンチョンと外すような竿の動かし方はティップ部分だけ曲がり怖い感じがしました。
とにかく、竿先は柔らかいです。
投げ方としてはリーダー部分を全てガイドから出して、垂らしを1.5mぐらいで投げています。胴にしっかり重りを乗せるように投げているのですが、それでもフルキャストをしている感は今のところ実感としてあまり無いです。爆
無意識レベルで遠慮がちに投げているのかもしれませんが、決して投げやすい竿では無いと思っています。
重たいエギも投げてみたら
エメラルダスステイの3.5号とか25gぐらいのエギも投げてみました。案外投げれます。笑 使用エギも2.5~4号という記載もある通りなので、投げれて当たり前かもしれません。
ただ、ジグやルアーのキャストウェイトと違って、エギの場合はエギによってボリュームも重さも違うので単純に号数だけでは分かりにくいと最近思っています。
キロアップのアオリイカを掛けて見たら??
使用感としては、MよりもMLより・・・なのかな?と思えるロッドアクションです。ちょっと柔らかめです。しかし、アオリイカが掛かってからはバットのパワーは強いんだなぁ。と思える力でした。
それよりも、本当に、何というか、違和感の感じ方です。
もちろん、このロッドで無いと感じ取れないアタリだったのか?と言われたら、それは分かりません。しかし、どんなアタリだったのか?と言われたら思い出せないのですが、「なんか違和感があった」程度です。
強烈に分かり易いアタリだったわけでもなく、、そう考えると底力というかSMTの力もあるのかもしれません。
そんなことを考えてたら手放せないですよね。笑
もたれるようなアタリや、ティップランのようにティップ部分に抵抗をかけてアタリを出させる場合は威力を発揮しそうです。
例えば、沖に流れている潮にエギを乗せながら釣る時にティップ部分は常に潮を感じている時など、そんな時に違和感やアタリがあったら非常に分かり易い可能性があります。
そして、ティップが柔らかいので違和感なくエギを捕まえそうです。さらにイカが乗った状態では効き合わせは、エギに関してはすることがないかもしれませんが・・・。ティップ部分を見るとイカが乗った時の特有の竿先がクインクインと曲がる様子も見て取ることができるかもしれません。
もちろん、竿が硬ければエギを離す可能性もあるかもしれませんが、このロッドはティップ部分に関しては非常に繊細で柔らかいです。
微細なアタリや流していく釣りなどでも今後の活躍に期待したいところです。
ここどうにかならないの?
まぁ、使っていたら傷がつくものなのですが、もうちょっとグリップエンド部分が大きかったらなぁとか思います。それか金属リング無しでも。とか。
デザインでは締まって見えてカッコいいんですけどね!
ストイスト862M-SMTの評価
実用性 | |
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軽さ | |
デザイン | |
コスパ | |
総合評価 |
今回のロッドですが、実用的でもありますし、使いこなせれば最強クラスの1本になり得る可能性があります。
しかしながら、ロッドティップ部分の取り扱いやトラブル時のアフターに掛かる費用などは気をつかう部分であります。
しかし、それらを差し置いて釣果が上がる!と考えると決して高すぎる買い物でもないのかもしれません。
さいごに
いつも他の釣り人よりも釣り負けない。しかも、他のロッドを使っている時は釣り負けている。そんな状況が今後起こったとしましょう。
その時こそ、心から「ストイストすげー!!」と叫びたいと思います。
ではでは、参考までに!