まいどテルヤスです。ダイワの普及機スピニングリールと言えば、レブロスという勝手なイメージだったのですが・・・。2018年にLT(ライトタフ)シリーズが出てから、一躍人気モデルとなっているリールがあるのをご存知でしょうか?
今回は、Amazonや楽天でも売れ筋ランキング上位に出てくることが多いレガリスLTについて紹介していきます。
番手は2500S-XHと3000-CXHを使いました。
両方とも買ってから似たようなサイズ感だったと・・・。若干、どちらかひとつでも良かったのかな・・・。とも思っています。爆 なので、2500番と3000番で悩んでいる方のヒントにもなるように比較も行いますね。
18レガリスLT
定価が1万円ちょっとで、実売価では7,000円~8,000円台で販売されています。
特徴としては、なにしろLTリールの中では一番価格がお手頃なクラスです。
初級者から中級者の方でも十分満足の行く内容になっています。
ダイワ ライトタフ詳細ページ
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/LT_LightTough/index.html(外部リンク)
今までのダイワの番手からすると、同じ番数で言うと小さく感じるはずです。それなのにドラグ力が強くなっているというイメージが強いです。
見て良し、持って良し、回して良しの三拍子が揃ったモデル。
ダイワ レガリスLT公式ページより引用
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/18legalisLT/index.html(外部リンク)
ダイワのHPやカタログにも記載されている、3拍子揃った、そんな良いリールなのか?実際に使ってみて、まんざら大げさではありませんでした。
レガリスは見て良し
たしかに見た目は良いです。ブラックとゴールドベースのデザインが、かなり気に入っています。
持って良し
持ってみて重たいとか、不快感はありませんでした。
回して良し
実際にハンドルを回してみて、実に滑らかです。ビックリです。
これは滑らかな回転がより長く続く「タフデジギア」を採用していることも大きいのでしょう。どのぐらい長く続くかは分かりませんが・・・。
また、耐久性をウリにするのであれば、マグシールドが搭載されていないので、その点も考慮に入れるとマグシールド搭載機種に比べれば劣化が早いのか?とも考えられます。
レガリスの修理の費用は?
ギア関係は高級品であれ消耗品であることには変わりありません。
ギアのゴロ付きが出た場合は・・・ピニオンとドライブギアを交換する可能性が高いですが・・・。ピニオンがどうも調べて見ると税抜き500円なのは良いのですが・・・修理対応品で出荷不可アイテムになっています。。
なので、№41 ピニオン 500円、№60 ドライブギア 700円いずれも税抜きに+して、交換する場合は工賃も必要になってくる形ですね。なので・・1,200円の部品代+工賃が掛かるのですが・・・。
これもまた、調べて見ると・・・取扱い手数料がリールだけで1,000円(いつからこんな手数料できたんだ?爆)、修理に掛かる費用がギアーの場合は1,700円~3,000円、これに加えて部品代は勝手に見積もったギア部の2か所の1,200円・・・。
スポーツライフの修理の際に掛かる手数料一覧
http://sportlifeplanets.com/afterservice/maintenance/request_04/index.html(外部リンク)
リール一般修理手数料一覧
http://sportlifeplanets.com/afterservice/maintenance/repair_reel_01/index.html(外部リンク)
レガリスLT3000-CXHパーツ一覧
http://www.sl-planets.co.jp/shop/product/product.aspx?product=00060016(外部リンク)
すると・・・
1,000円(リール取扱い手数料)+1,200円(パーツ代)+1,700円(最低料金で計算)=合計3,900円・・・+消費税ですか?計算式間違ってたらごめんなさい。目安にしてください。まぁ、このリール取扱い手数料の1,000円を抜いたとしても2,900円+消費税なので・・・。リール代金の3分の1以上はしますね。
3,900円+消費税とくるとリール代金の半分ぐらいですね・・・・。なんだか、そのままでも使うのが良いのか悩むレベルです・・・。爆
そう考えると、自分で修理したい人は特にパーツの修理対応のみというアイテムは痛いですね。ぼくも見ていて、ちょっとなぁ・・・。と思ったところです。
なので、簡単に修理ができそうな部分に関しては、パーツ取りして取り付けがおすすめです。が、内部パーツ等に関しては分解が苦手な方はやはり修理出しした方が無難です。あとは、ぼくはベール周りのストッパー部分などもピンが跳ねやすいので、ぼくも修理をしたことはありますが苦手です。
メーカーの修理出しの場合は、工賃で2,000円~3,000円ほど掛かると見積もって、それに部品代を入れて・・・計算していくと結構なお値段になることがあります。
レガリスの場合は、売価で8,000円までぐらいが多いので割り切って使うか。大事に修理に出して長く使うか分かれるところかもしれません。
特に中古で購入して、すぐに不具合が出て、購入ぐらいの値段が掛かることもあるかもしれません。このレガリスクラスの価格帯は新品購入か、割り切って中古で格安を探すかでしょうか。中古も状態にもよりますが、価格がさほど変わらない場合は新品がおすすめです。
購入する前に気になったこと ドラグ力
例えば今までのシャロースプールモデルの最大ドラグ力が2~3kgとすると、レガリスLTの1000番でも5kgもあります。
レブロス 2004番 最大ドラグ力 2kg
レガリスLT 2000S 最大ドラグ力 5kg
正直なところ、こんなにライトタックルで使うスピニングリールにそんな強力なドラグ力は不要だと思います。
しかも、実際にそれだけの力があるのか?と思って、ドラグを締めてスプールを回してみましたが、実際にありそうです。しかし、それだけの最大ドラグ力を掛けて使うにはボディ剛性、特にリールフット部分の強度が心配です。
最大のドラグ力を掛けなければ良いもんですけれど、本当にドラグ力は強烈になったと言えます。
なので、ドラグ力を最大限に活かして竿の力を出し切り、ファイトできる。そんな感じですかね。強く締めすぎるとラインブレイクの原因になりますので、その点も気を付けないといけません。
購入したのは2500S-XH、3000-CXH
実際に購入したのは2500S-XHと3000-CXHです。
実際にスペックなどを比較していきます。
2500S-XH、3000-CXH比較
レガリスLT2500S-XH |
レガリスLT3000-CXH |
|
巻取長さハンドル1回転当たり cm | 87 | 93 |
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
最大ドラグ力 | 5 | 10 |
糸巻き量PE | 0.6-200m、 0.8-190m |
1-200m、 1.2-190m |
自重(g) | 205 | 220 |
ノブタイプ | I | T |
スプール径 | Φ45mm | Φ48mm |
定価(税抜) | 10,500円 | 10,500円 |
スプール径はレガリス公式ページではなく、ライトタフの詳細ページを参照しています。
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/LT_LightTough/index.html(外部リンク)
レガリスLT 3000-CXHのCの部分ですが、ワンサイズ小さいボディを採用することを表しています。
XHはともにギア比が6.0以上
番手の後ろにSが付いているのは浅溝の意味です。
ボディサイズ的には同じ。スプールが3000番なので、若干大きい。そして3000番はスプールがシャロータイプではないので糸巻き量がPE1.5号でも170mも入ることになっています。
また、大きな違いとしては、ハンドルノブです。
2500SーXHはI型になっており、3000-CXHはT型ノブになっています。
使い分けとしては、リトリーブ中心やライトな釣りにはI型が向くと思いますが、わりと力強く巻きたい時にはT型ノブのほうが使いやすいでしょう。ただ、このハンドルノブに関しては購入後に好みの社外品にも交換できるので、さほど問題でもないでしょう。
使い分けとしては、単純に言うとPE0.6号を巻いてエギングをするなら糸巻き量だけの問題で2500Sにしてもらって全然OKでしょう。ただ、もう少し太い1号程度を200m巻きたい・・・となると全然糸巻き量が足りません。
この糸巻き量の差は大きく、3000番の場合は下糸を巻いてあげれば0.6号が200mでも綺麗におさまるでしょう。
この点を考慮すると、海でシーバスやライトショアジギングも楽しむ場合は3000-CXH
バス、エギングメインでの使用なら3000番も要りませんので2500で十分でしょう。
あとからになりましたが、ドラグ力も2500Sは5kg、3000は最大ドラグ力で10kgもあります。そんなに10kgもバスに掛けてやり取りをするようなことは、スピニングではまずないでしょう。なのでオーバースペックだとも言えます。
・糸巻き量でPE1号以上を巻く場合はラインキャパの問題で、3000番を選択。
ライトタックルで、PE0.8号でシーバスやらワインドやらいろいろと楽しむことも可能。
・シーバスやライトショアジギングなどは違うリールで、メインがエギングやブラックバスという場合には2500番がおすすめです。
・自重自体が15gの差なので、そこまで大きな差は感じません。この2機種で悩んでいる方は、糸巻き量、ドラグ力で考えて良いでしょう。
両方使ってみた感想
バスを釣ったり、エギングで使用している時に弱々しいとか、そんなことは思いませんでした。
ライントラブルは普通?
特に抵抗の少ないノーシンカーリグなどを使う場合などは、どうしてもフワフワにラインが巻かれてトラブルになり易いです。
しかし、改善点があるとするならば、ラインローラー部にベアリングが入っていないので、追加で購入しカスタムされることをおすすめします。
いくぶんかライントラブルが減少する可能性はあります。
ベアリングは追加した方が良い
バス用のスピニングとして現在使っている2500Sはベアリングを追加していません。しかし、ソルトで使用中の3000番はベアリングを追加しています。
どちらが良いかというと・・・気持ちの問題もあるかとは思いますが、やはりベアリングを追加するとリール自体のポテンシャルが高まる気はします。
レガリスのベアリングは通常の5個から3個追加できます。
場所はラインローラーが1個とハンドルノブが2つです。これをするだけで、感じが変わります。
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レガリスLTの評価
巻き心地 | |
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デザイン | |
コスパ | |
総合評価 |
この1万円弱で入手できるレガリスLTというリールは、実によくできているリールです。
エントリーモデルとしては、かなりおすすめで、初心者の人に限らず予備機。メインとしても活躍できそうです。
剛性感だけは、やはり上位機種のレグザと比べれば安定感がありません。しかし、その辺の丈夫そうとか。。ボディの構成は価格として表れているので仕方のない部分でしょう。
レグザ自体、定価で2万円台とレガリスの2倍ほどします・・・。
割り切って使う分には、十分です。
レグザに関しても、ラインローラー部にベアリングが採用されておらず、ノブも2個追加できます。主に使われているパーツの価格差が大きいのでしょうかね。ベアリング数もレガリスと同じ5個です。
さいごに
純正のノブも良いんですが、やはりラウンドタイプのノブにすると力強く巻けるので好きです。
この辺は好みですが・・・。アレンジ次第で、かなり高級感もアップして、愛着がでてきますよ。
レガリスLTは5000番でも、わずか250gしかありません。軽量化されたLTコンセプトリールとして人気が出ているのも納得できる内容でした。
巻き心地に関しては、本当にこの価格帯ではよくできていると思います。サブ機や汎用機で探している方は選択肢として十分におすすめです。
ではでは 良い釣りを!
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I型ハンドルノブを採用しているので、リトリーブ中に指先で繊細なアタリを感じたいときなどにも活躍が期待できます。
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エギングだけするなら、ダブルハンドル仕様がおすすめです。
アンダー1万円だとお手頃価格です。
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ソルトゲームで色々と使うなら、こちらの番手がおすすめです。
ハンドルノブは交換しましたが、して良かったと思っています。
関連アイテム紹介
ゴメクサスのパワーハンドルノブ 30mm
ハンドルノブはSタイプなので、互換性があるモデルでカスタム可能です。
共回り式ですが、意外にリールスタンドが取り付けられるものもありました。