どうもテルヤスです。今回はベイトショアゲームをテーマにお届けします。
まず、ベイトをショアで使うということで、必然的にベイトリールを使うわけですが、スピニングリールほど選択肢が多くありません。
そんな中で、今回紹介するのが釣具大手メーカーのシマノから17年に発売されたグラップラー300HGです。
オフショアモデルとしてリリースされていますが、シーバスゲーム、ショアジギングなどにも活用できる実力を持っているのをご存知でしょうか?
グラップラー300HGはオフショアジギングモデル
こちらがグラップラー300HGです。通常はシングルハンドルが装着されています。
丸形リールが多いオフショアジギングリールにおいて、ロープロでパーミングし易い形状のリールというだけでも魅力です。
しかし、オフショアジギングなんてしないよ?という方にも活躍の場がある理由があります。それがこのベイトリールの素晴らしいところです。
ショアで活躍できる理由その1 遠心力ブレーキ搭載
シマノの遠心力ブレーキシステムSVSを搭載しており、キャスティングができる貴重なベイトリールです。
ほとんどのオフショア用のリールは、遠心力ブレーキ、マグネットブレーキが無いものが多いです。そして、ブレーキシステムが搭載されていても、糸巻き量が少ないものであったりと欲しいスペックがなかなかありません。
ショアで活躍できる理由その2 糸巻き量が多い
グラップラー300HGはPE3号で250mという大容量の糸巻き量を誇ります。
ぼくの場合はシマノのタナトル3号300mを用意して、巻けるだけ巻きました。
アンタレスDCMD XGはPE3号で130mとなっているため、太い号数を巻いて遠投を考えている場合はグラップラー300HGに優位性があります。
特に根ズレが多いショアジギングも一緒にやるので、ぼくの場合はリーダーを8~12号付けて釣ることを想定してPEも3号前後を考えていました。
グラップラー300HGの飛距離は?
グラップラー300HGですが、fishmanのブリストマリノ106MHにセットしています。
飛距離ですが、ショアジギングのスピニングロッドと比べても大差なく60gのメタルジグでよく飛んで90m(ラインが放出された距離)ほどです。PEは同じ3号を使ってました。
ブリストマリノ106MH | ソルパラ1002MH | |
ジグ60gの飛距離 | 70-90m | 80-90m |
96MLのシーバスロッドで1.2号のPEを巻いて、20gちょっとのペンシルベイトを投げたところ・・・。驚いたのが、安定して飛距離が出ていたのはブリストマリノのほうがよく飛んでいるような実感を得ました。爆
ロッドとのバランスによるところもありますが、太いPEを巻けばスピニングはそれだけ抵抗も増えるため飛距離は落ちる傾向にあります。その点を考慮すればグラップラーというかベイトキャスティングはやるな!という感じです。
ショアジギング・キャスティングをやってみて
実際にショアジギングとプラグなどのキャスティングゲームにグラップラー300HGを使ってみました。
予想通りというか、期待を裏切らない優れものであります。
ただ、マイクロモジュールギアを入れていることもあってリーリング主体の巻物にこそ良いものです。特にシーバスゲームなどのリトリーブスピードをスローで巻きたい時などにも良いでしょう。ギアノイズが少なく、釣りに集中できます。
ショアジギングでは、シングルハンドルのほうが使いやすいとは思うのです。ただ、キャスティングした際にハンドルが起きてしまって、トラブルになりそうなのでダブルに替えています。
慣れてくれば、まずまず使いやすいですがショアジギングよりも、プラグゲームやジグなら巻き主体の展開をする方が使いやすい印象です。
青物を掛けてみて
実際に青物を掛けてみて、オフショアジギング用のリールですから、十分やりとりできますし、不安感はありませんでした。
ドラグもライン放出時にサウンドするため、魚が掛かった時は楽しめます。
購入する前に気になったこと
グラップラーを購入する前に気になっていた最大のことは、ダブルハンドル化です。
シングルハンドルでは、キャスト時にハンドルが起き上がり、クラッチが切れてライントラブルになりそう・・・。という懸念からです。
これはゴメクサスのダブルハンドルを活用することで解決できました。
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また、ハンドル1回転当たりの巻取量も、できたら90cm以上欲しいというのが本音でした。しかし、規格として今のところ無いのでとりあえず、使ってみよう!という感じでした。
スフェロス6000PGも持っているのですが、こちらもグラップラー300HGと変わらないような巻取量です。ショアジギングでも使ってますが、これはこれで案外良い感じに使えてます。
17グラップラー300HG | 14スフェロス6000PG | |
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
ハンドル1回転当たり最大糸巻き量(cm) | 83 | 84 |
まだまだ慣れていない部分がありますが、ダブルよりはシングルハンドルのほうがショアジギングでするのには良いように思います。しかし・・・そうなるとキャスティング時のクラッチ起こりという懸念が出てしまいます・・汗
グラップラー300HG使用時に気を付けていること
サイドプレート部分を下方向にずらして、引き抜きます。
プレート部分が完全に離脱してしまうので、釣り場でのブレーキ調整をする際に落下に気を付けておく必要があります。特にテトラ帯、風の強い日など足場の悪いエリアでの交換は落としそうで危険です。
なので、できるかぎり座って膝の上で落っこちないように気を付けて交換しています。
それに潮などの水しぶきがある際にも内部に塩分が入りそうで非常に気にしています。
当たり前って言ったらそうかもしれませんが、やらかしてしまう性格のため・・爆
グラップラー300HGの評価
実用性 | |
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剛性感 | |
コスパ | |
見た目 | |
総合評価 |
グラップラーの個人的な評価ですが良いです!剛性感はありますが、長く使用していく上での耐久性はこれからの評価でしょう。見た目もカッコいいですし、マイクロモジュールギア搭載、糸巻き量の多さ、キャスティングができる仕様と満足できる内容です。
グラップラー300HGの不満な点
グラップラー300HGですが、本当にスペックは優れていると思っています。ただ、もっとこうして欲しいという不満な部分があります。
それは、スピニングリールだとダブルハンドルかシングルか?ギアでもノーマル、HG、XGとギアの種類も豊富です。
グラップラー300HGは2019年10月の時点で300HGと301HGの右モデル、左モデルの2種類しかありません。
メーカー側からすると売れるかわからないかもしれませんが、ギアもXGの搭載機、ハンドルもキャスティング仕様を考慮したヘビーデューティー仕様が欲しいです。
なんならモンスタードライブというMD仕様でも面白いかも。とにかく、消費者である釣り人の欲しいスペックが完璧にあるか?と言われればありません。
ただ、それでもダブルハンドル化するのに1万円も出したくなかったのですが、3,000円弱で交換できたので良かったです。社外品になりますが、検討されている方はこちらのグラップラー300HGをカスタム!ゴメクサス ダブルハンドルを装着!記事もおすすめです。
・番手を増やして欲しい
・ダブルハンドル仕様が欲しい
・XGなどギア比がさらに高いモデルが欲しい
さいごに
今回はシマノのグラップラー300HGを紹介してきました。実売価で2万数千円で購入でき、カスタムによってはキャスティングも十分に楽しめます。
ハンドルの交換さえすれば、オフショアジギングでのシングルハンドル、キャスティングゲームでのダブルハンドルと使い分けもできて1台で2役の活躍も期待できます。
今のところベイトショアジギングやキャスティングゲームでの高ラインキャパ、ソルト対応モデルでの手ごろな価格帯では優秀なリールだと思ってます。
このリールで色んな夢に向かってキャストしてみませんか?
ではでは 楽しく、エキサイティングなベイトキャスティングゲームを!
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