エギング

釣果アップ間違いなし!生態を知ればアオリイカが釣れる!

アオリイカに秘密があるのなら、
それを知ってしまえばアオリイカとの距離が縮まる。

アオリイカの生態、釣り人の間でにわかに語られる真実・・・。

「水温は15度以上じゃないと生きられる環境じゃない」

「満月の日はアオリイカが良く釣れる」

「エギは魚に似せて作っている!」「いいや、エギはエビだ!」

色々な話がありますし、ぼくの知らないアオリイカの情報をあなたも持っていることでしょう。今回は読んでビックリ驚かされ、最後にはアオリイカ愛が強くなったお話です。

アオリイカの秘密にせまる

-研究期間25年、観察した数3万杯-

アオリイカの秘密にせまる読み終えて新しい知識、そして今までぼんやりと思っていた考え方がシャープに裏付けられて、今後のぼくのエギング釣果は飛躍的に伸びるでしょう!

テルヤス
テルヤス
読んで良かった♪爆釣間違いなし♪
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
ほんまかいなテルヤス!

本書では研究期間25年、観察した数3万杯というとてつもない研究から裏付けられたデータの数々が凝縮された1冊です。凄すぎる!いや、ほんと凄い。

読んでいて疲れました。爆 しかし、読み終えた後のモノにした感も半端ないです。笑

 

こんな人におすすめ♪

①アオリイカが好きな人

単純にアオリイカが好きな人もいらっしゃるでしょう。水族館で見て、きれいだなぁ。とか、寿司ネタで食べて、その美味さに惚れた!とか。

著者の上田 幸男さんもアオリイカを研究するきっかけとなったのはアオリイカとの出会い、そして食味からだったそうです。イカの王様と言われるだけあって、本当に美味しいのでアオリイカの解体から調理法、アオリイカの持ち帰りするのに適した方法なども学べます。これは釣り人も知りたいですね。

②エギングが好きな人

共著された海野 徹也さんはアオリイカを自身で釣られており、釣り人目線での記述に期待しました。

これがやっぱりアタリで、巻頭インタビューには・・・
「すべての釣り人が興味を示すでしょう。釣り人視点で、「釣果につながる学術成果」を厳選して本に整理しました」本文引用

とありました。まさにアオリイカ釣りが好きなぼくから欲しいのはコレです。
釣り人の視点で、釣果につながる学術成果。 

海野さんは広島大学大学院准教授、上田さんは徳島県立農林水産総合技術支援センター 水産研究所 次長という肩書を持ちます。(平成25年4月8日 初版出版時 参考)

やっぱりね。ぼくが書いている言葉よりも非常に難しい。笑
っていうか知らない言葉がぼくには多すぎてでしょうね!爆

③アオリイカ釣りに興味がある人

アオリイカは釣りで楽しめるっていうのは知っているんだけど、どうやって釣るのかが分からない。そんな初心者の人にも納得して読んでいただけます。具体的にアオリイカを釣る方法としてエギング以外にもヤエンや泳がせ釣りの記載もありましたし、何よりもアオリイカの生態研究をされている本です。

アオリイカの行動パターンが読めれば、アオリイカ釣りを数年やっている人よりもいきなり釣果で勝ってしまうかもしれません。

事実上、1回、2回ではベテランのほうが釣ると思いますが、回数を重ねて行くうちに本書を読んだことがある人は何も知らない人に比べて釣果を安定して出す可能性が高いです。

ぼんやりとした知識の裏付け

ぼくのぼんやりとした知識の裏付けが本書では多くありました。
特にエギングをされている方は一度は誰しも考えたことがある話です。

それは
アオリイカはエギをエビだと思って襲っているのか?魚だと思って襲っているのか?

上記のエギはヤマシタのエギーノ ぴょんぴょんサーチです。
これなんかは完全に見た目はエビです。

こちらのエギも同じメーカーヤマシタから出ているエギ王Kですが、
完全に見てわかるアジです。そう・・・リアルなカラーでエビには見えません。

テルヤス
テルヤス
釣れたらどっちでもええやん♪
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
テルヤスは単純だな~!いっつも同じエギ使ってそうだ。笑

結局のところエビでも魚でもどっちでもええやん。

って考え方は間違えでは無かったのです。ただ、ぼくとしてはエビはそんなに意識されていないと思っていたのに、そうではなかったというのがショックでしたね。

アオリイカがエサを食べる水温

この情報も釣りをしていて人から教えてもらって、15度以上ではないと生きれない。と言われ、ほんまかいな?と思ってましたが、実際に淡路島でも水温が16度を下回ってくるとそんなに釣れませんし、釣れてません。

実際に研究データとして水温とアオリイカの関係を知ることができます。

このことをぼんやりではなく、はっきりと分かっていれば、水温が適していないと分かっている場合は釣行してボーズになることも減るでしょう。

そして、冬場になれば淡路島・瀬戸内海でアオリイカが釣れなくなります。

しかし、徳島県の南部に行けば黒潮の影響もあり水温が高い状態が続いています。
この時になると淡路島周辺のアオリイカは水温の安定する深場や水温が高い場所へ移動することが考えられていました。が、やはり本書でも同じく取り上げられており熱塩フロントという専門用語が出てきました。海部沿岸に形成された潮目のことを熱塩フロントというそうです。

そういった専門的な知識が釣り人に備われば、確実に釣果が伴ってくるでしょう。

その他にも、産卵場の条件や月周期による漁獲量、エギのルーツなど興味深いデータの数々があなたの武器となるでしょう。

 

まとめ

とにかく、アオリイカのうんちくが言えるようになります。
寿司屋へ行って、アオリイカはね・・・って語り始めるのも良いです。

本書の内容をもとに効率よく釣りに出かけても良いでしょう。

あえて、釣れにくい時に行かないで釣れる可能性が高い時に的を絞って釣りに行くという意味でです。それにより、アオリイカが釣れにくいと考えられるタイミングでは家で家族サービスをしたり、他の釣りに行って楽しむ余裕もできるでしょう。

本書を読み終えて、アオリイカは多くの人にとっても愛されており
その食味・釣りという文化を末永く楽しんで行きたいです。

そのためにも、アオリイカ釣りをする時には防波堤に付着した墨を水汲みバケツを使用して洗い流すなど、周りの方への配慮をお願いします。その他にも必要以上のアオリイカをキープせずリリースするなどアオリイカにとっても優しくして欲しいと願います。