「今日はあかんな~!」そんな声が聞こえてくる日は、釣りをしていて珍しくありません。
せっかくの休日で、楽しみにしていたはずなのに魚が釣れなかった。
そんなことありませんか?実に普通によくあることなのです。
しかし、よくあるで済まされる前に、いくつか確認しておきたいこともあるでしょう。
釣りはゲーム性が高いので、釣れるという成功をする日もあれば、失敗の日もあります。
長い目でゲームを続けて行くと、釣りというゲームを攻略できるカギを入手できるはずです。
釣れないのはどうしてか?
色々な理由がパッと出てきそうですが、まず最初に釣れない理由を2つに絞りましょう。
は?釣れないのは釣れないに変わりないだろ?って感じですが、実は違います。
その釣れない理由に応じて対応することで、釣果を得られることがきっとあります。
①皆が釣れていない
これは船釣りをしていても、昨日は爆釣していたのに、今日は全く釣れない。
そんなことは結構あるんです。
この皆が釣れていない時に釣るのは、運の要素と人より釣る腕前が重要になってきます。
他の釣り人と違うことをしてみる
糸の太さを細くする
竿を動かして、誘いをかける
移動ができる場合は移動も考える
粘って頑張る
ほぼ精神力の部分もありますが、他の人が釣れていない時というのは、本当に自分も釣れないものです。
こんな時に自分だけ釣れるとテンションが上がりますが、よく「交通事故で釣れた」という言葉もあるんですよ。滅多に釣れないのに、たまたま当たって釣れたりとかもあります。がんばって、集中して粘るのも有りです。
②自分だけが釣れていない
実は、この悔しい状況、めちゃくちゃあります。笑
この自分だけが釣れていないという場合は、皆が釣れていない時と比べて対応策があります。
他の釣れている人の真似をする
釣れている人に、どうやって釣っているか訊く
諦めずに頑張る
自分だけが釣れていない状況は、かなりの確率で他の釣り人の真似をすると釣れる可能性が上がります。
釣り人は親切な人が多く、釣り方や狙っている水深を聞くとよく教えてくれることがあります。
なので、どうやって釣っているのか。自分が釣れていない場合は訊いてみましょう!
他の釣れている人の真似をするって?
そんな時は、素直に釣り方を教わり、自分でも実践してみましょう。
そうすることによって、自分に今まで無かった引き出しが一つ増えるかもしれません。
そして、この時は釣れなかったとしても次回の釣行や、今後の釣りの時に役に立つかもしれません。
船に乗っていてジギングなどでは、メタルジグの色、しゃくり方なども当日のヒットパターンというのがある日があります。
なので、そんな時は釣っている人の真似をしてみましょう。
〇もしも自分では話しかけにくい場合、見て盗んでも良いでしょう。
ぼくも話しかけずに動かし方や使っているルアーの色などをチェックしたことは何度もあります。
例)釣っている人はハンドル1回転当たり80cmのリール。自分が使っているのは1回転あたり100cmのリール。
同じスピードで回しても相手よりも20cm早く巻くことになります。
これが原因で食ってきていない可能性も考えられますよね。
単独釣行の場合で釣れていない時は?
他の釣り人がいる場合は、他の釣り人と比べられることができるので、自分との違いを客観的に分析することができるでしょう。
しかし、釣り場に一人で行った場合はどうでしょうか?
他に釣れている人もいなければ、自分も釣っていません。
自分の物差しで、このやり方が悪いから?エサが悪いから?ルアーが悪いから?
色々と考えても結局は答えが見つからない場合もあります。
そんな時に考えて欲しいことを挙げますので、チェックしてみて見ましょう!
釣れないのは潮が悪い?
釣りを始めた時や、初めての釣り場では、その釣り場でよく釣れる潮なんて分かる方がすごいです。
釣りをしていて、潮が全く流れていない。
そんな時は、本当に潮が悪いと思います。しかし、潮が悪く動いていない時から潮が流れ始めた時。
この時がめちゃくちゃ魚が食ってくる可能性が高いです。
なので、当日に釣りをしていて潮が全く動いていない時などは、諦めずに釣りを続けるのも一つの手だと言えるでしょう。
目安となるのが当日の潮時表の確認やネットなどでタイドグラフをチェックすることです。
よく釣れる潮と言われるのは、上げ七分と言われ満潮前の七分ほど潮が満ちてきた状況です。
また、満潮の潮止まり、満潮からの動き始めから数時間もよく釣れる時間帯です。
その他に、地域によっては下げの干潮付近が良く釣れることもあります。
なので、いつ釣りに行っても魚が食う潮かと言えばそうではなく、事前に潮時表などで当日の干満を確認したうえで釣行すると釣果がアップする可能性があります。
ぼくがよく閲覧する潮汐表のサイトを貼り付けておきますので、良かったら参考にしてみてください。
http://tide736.net/(外部リンク)
魚がよく釣れる時間帯を確認しよう
釣り用語では朝まずめ、夕まずめと言われ、魚が最もよく釣れる時間帯としておすすめします。
では、どうしてか?
これは、人間では時計を見て、「あ、昼やからごはん食べよう」「朝だからごはん食べよう」とか、あるかもしれません。
しかし、魚には時計がありません。そうすると考えられるのが体内時計ですが、魚が分かりやすく時間を把握しているとすれば光の変化です。
夜の暗闇から、薄っすらと明るくなり始めた時、まさにその時に「朝や!めし食おう!」と思って食っているのだと思っています。笑
暗いと食べられない魚もいるかもしれませんので、夕方で暗くなってきたら、やっぱり食っとこう!と考えるのが妥当かと思います。
また、光の関係とともに、潮の動きも同じく、変化という意味で魚が捕食する時合(じあい)になると考えられます。
ただ、夜中でも魚が食うこともありますし、真昼間でも食う場合もあります。人間でもそうかと思いますが、実際にご飯時ではない時に食べる時もありますよね。
ローライトコンディションはチャンス
これはよくあることで、雨の日や曇りの日などは朝まずめ、夕まずめの時間帯が続いていると魚が勘違いを起こしていると考えられます。
魚がいない?
その池が初めての場合。そこにブラックバスが潜んでいる可能性があるわけで、釣りをするとしましょう。
そうなんです。いるかも?で釣りをしているんですよね。
絶対にブラックバスがいるという保証が無い、そんな場所で釣りをしていても魚は間違いなく釣れません。
同じようにフィールドが大きくなった海でもそうです。目で見て分かるような水深の浅い、綺麗な海なら、そこに魚がいるかどうかは見えることも多いでしょう。
また、釣堀の場合ですと、放流されていないクエをがんばって釣ろうとしても、そこにいないのですから釣れません。
もしも、全く反応が無い場合は魚がいないことも考えられます。この時は釣り場を大きく移動するのも一つの手です。または、諦めて帰って、釣り場の情報を仕入れて再度出直しでも良いでしょう。
魚が釣れる時間帯まで粘る!!
全く反応が無かったのに、ある時間帯が来れば急に投げる度に魚が食ってくる!こんな時も釣りをしているとやってくるはずです。
それは、時に潮が悪いから釣れないという逆で、良い潮になったのだと言えるでしょう。
この魚が釣れる時間帯まで釣りを集中して粘るという、あきらめの悪さのような粘る芯の強さは釣果をあげるための秘訣だと思っています。
いつだって、夜明け前から夕方まで頑張っていれば、絶対に釣れる時間帯が訪れるわけではありません。
本当に何にも反応が無い日だってありますから。そんな時は気を落とさないで、この状況で、この場所では釣れなかったという実績がちゃんと残ります。それを考えた上で次の釣りに繋げれば決して無駄な釣行にはなりません。
時期が違うから釣れない?
しかし、久しぶりに太刀魚釣りに行ったものの何も釣れません。
この場合、考えられることは太刀魚が回遊してきていないからかもしれません。
先に述べた「魚がいない」ことになるのですが、最新の釣果情報でしばらく釣れていない魚などは、釣りシーズンではないから釣れていない可能性も考えられます。
そんな時は改めて釣行する前に、釣行予定場所に詳しい釣具店やネットなどで釣果情報を収集することをおすすめします。
本当にある?釣りの腕の差は本当?
この場合は、実際のところ腕の差というよりは釣り座・運の要素も大きいかと思います。しかし、釣っている人は15匹で自分は0匹となると、明らかに何かが違います。
さきほどの差でも違いはありますが、全く自分には同じようにやっていて釣れない場合は、本当に腕の差なのかもしれません。
実際に釣り歴30年のメバルの1本釣り漁師と初めての船釣り初心者、隣に並んで釣って同じような釣果だったらどうします?例えば、1匹を速く釣る勝負なら初心者に軍配があがるかもしれません。しかし、数釣りとなると間違いなく漁師さんが釣りそうですよね。
やはり、その辺は経験によるところの微かな違いなどが出てくるでしょう。
同じように、筏のダンゴ釣り、ヘラブナ釣りなどの手でエサを握ったり、指でエサを丸めたりする釣りは間違いなく差が出ます。
同じようにやれ!と言われても、握り方によるダンゴの割れるタイミング、ヘラブナならバラケエサの溶け方、魚の寄せ方・・。言い出したらきりがないほどに、釣行経験によるところの差は生じます。
また、投げ釣りの場合もそうです。100m投げれる人と150m投げれる人では、間違いなく150m投げれる人のほうが釣れるポイントに到達する可能性があります。
と、言っても、人と比べるとしんどいことも多いものです。
最初は上手くいかなくても、釣りを続けて行くうちに上手くなっていきます。釣れている人のやり方を真似して、自分のものにしましょう。たとえ単独釣行しかしない方でも、釣り雑誌、釣りの専門誌、YouTubeなどで釣りの研究はできます。何かが違う?何が違うんだろう?という癖を持つのは釣果アップに間違いなく繋がるはずです。
さいごに
実際に釣りを始めてみたけど、全く釣れていない。よく釣れると聞いて行ったけども、全く釣れなかった。そんな時は、がっかりしますよね。
それでも、悔しいですし、釣りたいですよね!実際に今回の記事をここまで読んでいただいているのですから、何とか釣りたいと思っているでしょう。
釣ることで一番大事なのは、「釣れなかった」で終わるのではなく、どうして釣れなかったんだろう?釣れた時はどうして釣れたんだろう?と考える癖を持つことだと思います。
今回の記事は目新しい事が何も書いていなかったかもしれません。しかし、ぼくは釣れていない時は、だいたいこんな感じのことを思っています。何か一つでも参考になり、今後の釣果アップに繋がると幸いです。
ではでは 良い釣りを!