どうもテルヤスです。今回はシマノの人気機種「ストラディック」の最新モデル
19ストラディック4000MHGの使用感をテーマにお届けします。
4000番と言えば中型スピニングになり、メインターゲットとしてはシーバス・サーフでのヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュでしょうか?
ぼくの場合は、主にシーバス・青物を岸から狙う際に使っています。
マイクロモジュールギアⅡを採用していることもあり、巻き心地が滑らかで期待通り良いリールです。
19ストラディック4000MHG
ストラディックと言えば、前作でバイオマスターの後継機種としてリリースされたシマノのミドルクラスに位置するスピニングリールです。
#4000サイズのスタンダードハイギアモデル
遅すぎず、速すぎないちょうどいい巻取り速度。幅広い釣種に使える汎用性の高いモデル。Mスプール搭載で1号から1.5号のPEラインを使用する釣りに最適。XGでの巻き重りが気になるサーフアングラーにおすすめです。
[参考対象魚・釣種]
サーフ、シーバス、サクラマス、ライトジギング、ロックフィッシュなどシマノ ストラディックHPより引用
http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5768(外部リンク)
その中で、4000MHGはライトショアジギング、シーバスを狙うのにはちょうどいいと考えられるサイズでした。
4000MHGの番手に決めた理由
主にPEは1~1.5号を巻きたい・・・。
XGでは巻きスピードが速いと感じることもある・・・。
XGでも使えなくはないと思うんだけど、PEの下巻量も少なくて済む・・・。など利点が大きいことも購入の決め手になりました。
19ストラディック | 4000MHG | 4000XG |
ギア比 | 5.8 | 6.2 |
ハンドル1回転当たり最大糸巻き量(cm) | 95 | 101 |
PE糸巻き量 号ーm | 1.5-200 | 1.5-320 |
本体価格(円) | 27,800 | 27,800 |
ちなみにMHGのMは、ミディアムディープスプールの略です。
ハンドル1回転当たりの巻量は最大で6cmなので、慣れれば気にならないレベルだと思います。
ただ、シーバスプラグなどでスローに攻めたいときなどはHGモデルのほうがやり易いでしょう。4000MHGでも1回転95cmもあるので、巻きスピードは速いです。
純正のままでも充実のスペック
(写真はヴァンキッシュのロングストロークスプールです)
19ストラディックは、ステラ、ヴァンキッシュにも採用されているロングストロークスプールを採用しています。
さらにマイクロモジュールギアⅡを採用しているので、巻物の釣りにおいてはギアノイズが少ない分、滑らかで魚信も伝わり易いと言えます。
・ロングストロークスプール採用
・マイクロモジュールギアⅡ採用
この2点があるだけでも、よく飛んで、巻き心地が滑らか・・・。それだけでも十分納得のスペックだったのです。
しかし、C5000XGはラウンドノブが採用されていますが、4000MHGはT型ノブでした。好みの問題もありますが、ノブは結果的に購入後交換しました。
改造するなら、ハンドルノブ交換?
ぼくの場合は、純正からの改造はハンドルノブ交換をしています。
こんな感じにアルミに交換したり、
巻いてみてしっくりしたのがEVAタイプだったので、社外品のゴメクサスのEVAラウンドタイプに交換しました。
19ストラディック4000MHGはハンドルノブ交換Aタイプになりますので、互換性のあるハンドルノブに交換が可能です。
シマノ機種別取付一覧
http://fishing.shimano.co.jp/product/s/yumeya_series/attachment_01.html#link19stradic(外部リンク)
交換は、ハンドルノブのガタが気になり地味に時間が掛かりました。
こちらの19ストラディックのハンドルノブ交換+ベアリング追加カスタム記事も参考にしてみてください。
メーカーでOH(オーバーホール)や修理をしてもらうのに、リールを出す場合は改造品を外しておきましょう。
そのままでは修理を受け付けてくれなかったりします。これは、傷を入れた時などメーカーが保証できないことによるところが大きいです。
あくまでカスタムパーツの取付などは自己責任で楽しみましょう。
実際に青物を掛けてみて
ストラディックで実際に青物を狙って、70cm弱の青物を釣り上げることに成功しました。状況としてはナブラが発生している時にキャストしたので、手返し重視するため、強引にやり取りしました。
この時に実感したのですが、ズルズルと糸が滑り出て行くような感じではなく、しっかりとドラグが強く効いていて力強く巻けました。
思ったよりも、力が強いというのがこのリールの印象です。
ちなみに、フリーゲームXTもなかなか思っていたよりも強くていい仕事をしてくれました。興味ある方はこちらのシマノ フリーゲームXTを評価!S96Mで青物実釣インプレ記事も参考にしてみてください。
使ってみて思ったこと
ショアジギングで使う分には、使えるのですが本格的なショアジギングロッドと合わせるとなると、やはり小さく巻きの力強さは物足りないように思います。
ドラグ力はしっかりとあるので、ライトショアジギングやプラッギングで狙う青物をターゲットにしても十分やり取りできるでしょう。
各メーカーから出ているライトショアジギングモデルのロッド、シーバスロッドの10ft前後のロッドには、バランスが合うと思います。
実際に合わせて使ったのは、シマノのシーバスロッド ソルティーアドバンス96ML、フリーゲームXT96Mなどです。
替えスプールの価格
写真はヴァンキッシュ2500SとストラディックC3000HGのスプールです。
19ストラディックは19ヴァンキッシュのスプールとも互換性があります。
19ストラディック4000MHGのスプール組は№0204 スプール組で本体価格5,250円となっています。(2019年10月26日時点)
19ストラディック4000MHG パーツ価格表
https://www.shimanofishingservice.jp/parts_price.php?scode=04023(外部リンク)
ちなみに19ヴァンキッシュ4000MHGのスプール組は定価で12,250円するので、コスト面で考えると純正のストラディックスプールを購入する方がお財布には優しいです。
C3000HGにヴァンキッシュスプールを取付けた画像です。良い感じに馴染んでいます。
ちなみにシマノの適合スプールではS-28という規格になっておりますが、夢屋18ステラ4000というスプールになっております。スプールだけで14,000円も定価でするので、かなり高いですね。夢屋ではPE1015、1215、2020の3種類のスプールがあり、糸巻き量に合わせて替えスプールを選べます。
4000XGを考えている場合は、C5000XGの選択肢も有り
もしも、ギア比がHGではなくXGでも良く、4000XGの購入を考えている場合。
その時は、C5000XGも検討してみても良いでしょう。
なぜならボディは4000XGも4000MHGもC5000XGもボディは4000番。
スプールリング径も同じで互換性があるためです。
この3機種での違いは4000MHGとXGではギア比が大きく違いますが、それ以外にも大きく違う点が一つあります。それは・・C5000XGだけラウンドノブが最初から装着されているのです。
19ストラディック | 4000XG | C5000XG |
自重(g) | 280 | 295 |
糸巻き量PE 号-m | 1.5-320 | 2-300 |
本体価格 | 27,800 | 28,500 |
(2019年10月26日時点)
価格では定価で700円高いことになりますが、購入後ラウンドノブに付け替えを考えている方は最初から付いているのも便利で良いと思います。
それ以外は、糸巻きもPE2号で300mも巻けますが、それだけこのリールで巻くこともなかなか無いと思いますので、T型ノブでも良い場合や社外品を考えている場合は4000XGでも良いかな?と思います。
欠点としてはC5000XGにすると自重が15g重くなりますが、ラウンドノブが付いていることも考慮すれば、そこまで問題にならないでしょう。
下糸巻きが別に苦にならなくて、糸巻きスピードもXGが好み。となると最初からラウンドノブがついているC5000XGは非常に魅力です。
4000MHGは予約時に売り切れ続出だった
ぼくの場合はネットで予約したのですが、予約した時点では予約注文で売り切れ続出でした。そのぐらい人気があるのか、それとも生産数が少ないのかは分かりませんが、とにかく注文しようとしても無かったイメージでした。
あおっているわけではありませんが、4000MHGが売り切れるのは同じように欲しい人がいるんだなと思いましたね。
4000MHGの評価
実用性 | |
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巻き感 | |
コスパ | |
見た目 | |
総合評価 |
4000MHGですが、総合的に非常に満足のいく内容でした!
ただ、気になる点を言うと、ストラディックで巻き心地も良く、ステラまでとは行きませんが内容も非常に充実しています。
そこまでスペックを良くすると、ストラディックの上位機種のツインパワーは今後どういう進化を遂げて行くのか気になるところです。
ストラディック以上のものになるのでしょうが、現状の19ストラディックは相当良い出来栄えだと言えます。
デザイン面で気になっていること
この4000MHGは傷が無いのですが、他の番手は置いた時か使っていて傷を入れてしまいました。爆 アルミ色とかなら、過去にペーパーで調整したこともあるのですが、擦ってしまえば目立つので気になります。。本来傷を入れないのが大前提ですけども。
まっ、傷は入ったら気になるところなだけに、釣り人側が慎重に扱わないといけませんね。
さいごに
今回は19ストラディック4000MHGのリールについてお届けしました。
替えスプールの価格も手ごろですし、実売価で2万円は超えてくると思いますがそれだけ充実の内容になっているリールです。
メーカーのうたい文句にこうあります。
フラッグシップに迫る進化を遂げました。
シマノ ストラディックHPより引用
http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5768(外部リンク)
フラッグシップに迫る進化です。このストラディックでヴァンキッシュやステラに採用されているロングストロークスプールを使ってくれているのは本当に嬉しい点です。
ただ、それでもステラはステラで、ストラディックがステラと同等にはならないです。
同じようにヴァンキッシュは見事な軽量化を遂げて、本当に凄いリールで、またストラディックとは全然違う味付けです。
しかし、ストラディックに求めるものはヴァンキッシュやステラと同じでしょうか?
サブ機やメインで使うにしても、丈夫さや使い勝手に良い実用性を求めているのではないでしょうか?その点においてストラディックは、バランスの取れたコストパフォーマンスに優れたリールだと言えます。
シーバスロッドやサーフロッドなどは、本当に相性が良いサイズ感だと思いおすすめです。
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