ロッド・リール

「色々言いたい」ダイワ CP-X1をアジング実釣インプレ!

どうもテルヤスです。今回はダイワの超オシャレでカッコいい「CP-X1」の使用感をお届けします。

使用感どうこうもあるのですが、スペックや、コンセプト、設計など・・色々と気になることがありました。

ちなみにCP-X1ですが、スーツケースのようなロッドケース内に竿とリール、小型のタックルケースが入っているというアイテムです。

この辺が「オールインタックル」と言われるところでしょう。

テルヤス
テルヤス
絶対いらね!とか思いながら、結局衝動買いしてしまったという。。
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
いつも思うんだけど、結局気になって買ってるよな。爆

CP-X1

CP-X1

手軽に釣りを楽しめる リール、ロッド、小物ケースがセットになって持ち運びも便利なコンパクトパック

■リール、ロッド、小物ケースが収納出来るソフトハードケース付き
■ロッド:仕舞寸法30cmとコンパクト
■リール:ラインキャパ(ナイロン)4lb-100m、軽量165g
■ルアーや仕掛け等の収納に便利な小物ケース付き

ダイワ CP-X1 HPページより引用

https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/all_in_one/cp_x1/index.html(外部リンク)

簡単に言うとコンパクトロッドのセットです。

使うものは対象魚に合わせて選んでねー!みたいな感じです。なんだ、ただのコンパクトロッドのセットかと思いました。しかし、ダイワが作る本格的なコンパクトロッドのセットとなると、結構本気度が感じられてしまい・・・

結局気になったので買ったのですよね。爆

そして、このタックルですが、ソフトハードケースが付いているので持ち運びにも非常に便利そうだというのも魅力でした。なにせケースがカッコよさそうで・・所有感が満たされそう・・・。という。。笑 ただ、購入をためらったのは事実で何点か凄く気になることがありました。

テルヤス
テルヤス
一応、購入前にスペックチェックなどしてます。
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
一応ね。。。買ってから「あ!やってもーた!」とか言っているんだろ??笑

購入する前に気になったこと

購入する前に気になった事があります。それは、竿の短さです。コンパクトに収納できるのが良いのですが、コンパクト過ぎて竿の全長が短いのです。

竿の仕舞寸法が30cmというのは凄くコンパクトです。

標準全長130cmです。130cmですよ??何ft?
1ftで30.48cm えっと・・4.265・・・ftです。

5ft台のアジングロッドで短いと感じているのに、それよりもさらに短いんですよ。

ft表記で言わないで、単純に130cmの竿と言うと何を想像しますか?
ぼくは、穴釣りの竿ぐらいしか思い浮かびませんでした。

そんなに短いロッドで・・いったい何を狙えと???・・・ん~。。。ロックフィッシュやアジングなどでは使えそうですが・・・バスも・・使いにくそうですが、使えそうです。。

これが購入前に一番気になっていたことです。

全長が130cmとかなり短いです。
テルヤス
テルヤス
穴釣りで使って紹介しようかと最初は思ってました。

CP-X1のスペック

CP-X1のスペック

ロッドのスペック

標準自重(g) 75
標準全長(cm) 130
継数(本)
仕舞(cm) 30
先径(mm) 1.3
元径(mm) 11.1
ルアーウェイト(g) 1-10
カーボン含有率(%) 75

とりあえずルアーウェイトという表記なので、ルアーを前提にしていることがわかります。
ジャッカルのエッグショットは凄く売れていると思いましたが、ダイワのコンセプトはルアーゲームのようで高級感を持たせている仕様です。

そして、ぼくはこのHPのスペック表に大いにやられた感があります。それは後で話すとして続いてリールのスペックです。

巻取り長さ(cm/ハンドル1回転) 58
ギア比 5.1
自重(g) 165
最大ドラグ力(kg)
ナイロン(lb-m) 4-100
ベアリング数(ボール/ローラー) 3/1

こんな感じのタックルです。

ハンドル1回転あたりの糸巻き量は58cmで、ライトゲーム用のローギアモデルとそれほど変わらない印象です。

自重は小型のスピニングなので165gと軽量感がありますが、サイズが小さいだけに妥当??な感じです。

ベアリング数は3個と少なめです。

テルヤス
テルヤス
ちなみにメーカー本体価格は18,000円です。結構高いです。
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
竿とリール揃えてたら18,000円ぐらいすることがあるんじゃない?

やってしまった感?

CP-X1

さて、ここが一番やってしまった感があったところです。このスペック表を見てみたら・・・。ひとつ非常に気になってしまったことがあります。

それは・・・ロッドの適合【LINE】です。ライン適合です。

なんと・・4LB~12LBです。これはナイロンで言うと1号~3号ぐらいですね。

つまり、ポンド数が細い2LBとか、それ以下を使用するアジングなどでは使用不可????というよりも、使用してはいけない理由があると想像しました。

これがこのタックルを購入して一番やってしまった感があったところ・・というか、見落としたところでした。

なぜかというと、メーカーHPにはロッドのスペック欄にライン表記が無かったからです。(2021年1月3日時点でも記載なし)

あ~・・・まさに穴釣り用と化しそうです。。が、幸いなことに下巻に使っていたナイロンの4LBが残っていたため4LBを巻くことにしました。

あくまでもメーカー推奨というのは、大事だと思っています。笑

テルヤス
テルヤス
やはり適合外の使用をした際のトラブルなどはクレームの対象外となりそうというのもあるからです。。

使用ポンド数を太くしないといけない理由 リール篇

リールこちらが付属品のリールです。かなり小さいです。ラインローラーの回転は非常に悪いです。あんまり回りません。多分、ライトリグを使っていると回っていないかもしれません。笑 つまり糸よれも非常に多くなりそうです。

そして、スプールの糸巻きができる幅も短いです。糸癖もつきそうです。もちろん、太いラインを巻いたところで飛距離が伸びるはずも有りません。

そして、ナイロンラインを巻いていて・・パッとラインがスプールから放出してしまった際にやはりベール付近の隙間にラインが挟まってしまいました。

ナイロンの4LBだから切れませんでしたが、使用中にラインが隙間に挟まってしまう可能性はかなりあります。上位機種のライトゲーム用だとトラブル防止に隙間に入りにくくなっていたり、隙間が無いかもしれませんが・・・。このリールはそれほど物としては高くないでしょう。印象的にはクレストと同等か・・それ以下??ぐらいかもしれません。

やはり値段を抑えているのと、コンパクトにしたからトラブルがどうしても起こりやすくなっているのだと想像できます。

これでラインを細くすると、糸さばきが難しくなりラインが切れる事も増えてしまいそうです。4LBぐらいだと多少巻き付いたりしても、切れたりはするでしょうが・・極細ラインと比べてマシでしょう。

使用ポンド数を太くしないといけない理由 ロッド篇

 

ロッドのガイドガイド部分が非常に段差があります。信じられません。笑 こんな仕様の竿は初めてです。

普通振出ロッドと言うと・・

ガイド部分こんな感じになっているのですが見た目がCP-X1はカッコいいです。

CP-X1こんな感じです。美しい仕舞ですよね??最高です!!

ガイド部分しかし、ライン放出時にラインが細くて腰が無かったりすると絡まりそうです・・・。

たぶん、こんな理由からも目安ラインを4LBにした理由でしょう。

見た目は良いのですが、実釣という想定で言うと・・・。極細ラインが使いにくい想定なので、複雑な心境です。

ロッドのデザインは凄い!

ガイド部分トップガイドは普通なのですが、トップガイドの次のガイドが凄いです。

ガイドこれはですね。違うロッドのブランクスにガイドを巻いています。それをガイド部分から少し切って残して使っているようです。

なんて・・・手間暇がかかっているんだろう・・・・。ヤバすぎます。笑

このパーツだけでも1,000円ぐらいしそうです。笑
他のロッドに誘導ガイドでは無いガイドをスレッド巻して、誘導ガイドとして小さく切ってCP-X1に取り付けている・・・。凄いです。。こだわりとデザインは今まで見てきた竿の中でも一番・・かもしれません。笑

そこまでするか・・と思って一番感動した部分です。

アジングの使用感

CP-X1でアジング

とりあえずラインが4LBでナイロンだったとしても、魚が釣れないわけではありません。

いざ!使ってみたところ・・・これがまたハマりました!

ドラグ調整は結構シビア??で、緩すぎると糸が出っぱなしになったりで、当日はキャッチ率が悪かったです。25cm弱ぐらいのアジが釣れたりしたのですが、非常に楽しめました。

アタリはナイロン4LBでしたが、案外分かります。

ただ、掛ける時にはラインが一瞬伸びた感がありボヨンと掛かるような感じでした。笑 これはライン特性によるところもありますので、仕方ないですがアジングでは案外ロッドが短い分、ダイレクト感が激しくて面白かったです。

ラインが4LB~という目安ですが・・自己責任で細くしてみると、もっともっと面白い釣りができそうです。

アジ港湾や常夜灯周りなどでのアジングに使うのには・・めちゃくちゃ面白かったです。

リグとしてはジグヘッド1gの単体使用です。これよりも軽くして使えそうですが、ロッドの適度な硬さとガイド部分の突起というか凹凸が大きいので軽すぎたりするとトラブルになりそうなので、このタックルを使う時は1gがメインになりそうです。

また、ラインもナイロン4LBでやっているので、若干沈下速度も通常のエステルやフロロよりも遅く感じました。

ロッドが短いのでテトラ際などでメバル・ガシラをライトゲームで釣るのも面白そうです。ただ、問題点となるのは飛距離だと思います。

やっぱり竿の全長が130cmしか無いので、あんまり飛ばした感が無く・・・実際も飛んでいないです。これは直接釣果にも繋がる部分なので、短距離中心で足で稼ぐ場合にはタックルの実力をより発揮できるんじゃないかと思います。

CP-X1の買ってみて、あれ?と思った点

CP-X1のケースCP-X1ですが、ケースです。ケース・・・ですが・・・本当のケースです。

どういう事かというと、肩に吊り下げたり腰にしたり・・・。何もできません。

釣り場に持って行くのに、違うバッグなどに入れていかないと持ち運びが意外に不便です。

このバッグひとつと中に入っている小型のルアーボックスに最小限のルアーを詰め込んで釣り場へゴー!という感じを想像していたのですが・・・。

実際には持って行くのに手提げ部分も何も無いので、別に入れ物を用意しておかないと持って行くのに不便です。。

ロッドなので、実際は釣り場へ向かう前にロッドとリールだけをケースから取り出し、中の小型ルアーケースをポケットに入れて行く感じです。笑

勝手にぼくが勘違いしていただけですが、結局はこのケースは釣り場に直接持って行くわけではなかったのが予想外でした。

CP-X1のケースゴミや雨水なども入りにくそうな簡易防水ファスナーのようになっています。。なので、釣り場にも持って行く・・・というよりは中の釣具を守る・・面が大きいのかもしれません。

ケースはかなりカッコいいです。

リールは共回り式ハンドル

ハンドルリールはハンドルがねじ込み式ではなく、ハンドル止めネジで止まる共回り式です。

ハンドルハンドルの左右付け替えも可能です。

ねじ込み式で、もっと良い感じのリールにすると・・もう5,000円ぐらいか高くなるかもしれませんが、物としてはもっと面白くなっていたかもです。

CP-X1の評価

実用性
軽さ
デザイン
コスパ
総合評価

CP-X1ですが、かなり面白いロッドだと思います!リールに関してはコンパクトにしてあるため、スプール径が短く糸癖もつきやすいでしょう。

この辺のことを考えて使うとなると、かなり遊べるロッドです。ラインも12LBまで使えるとなると・・バスなんかにも使えますし、、実際には12LBを巻いてしまったら糸が太くて使用感が悪いとは思いますが・・・。すみません。その前に同梱のリールを使うとなると6LBで60mなので・・・いくらも糸が巻けなさそうですね。やはり、4LBで100mぐらいが妥当な線かもしれません。

ロッドのデザイン面も抜群に良いですし、コンパクトロッドということを考慮に入れても軽量なロッドかな?とも思えます。

残念な部分としては、ケースが持ち運ぶのにベルトなどが無かった点とロッドの推奨ラインポンド数が案外太かったことですね。

ロッドは非常に面白かったのですが、希望としてはリールはライトゲーム専用機の月下美人Xとかそんなクラスでも良かったかと思います。もちろん、そうすると値段がさらに跳ね上がることは間違いなさそうですが・・・。

今後の展開としてはロッドとリール別々で販売しても良いかな?なんて思いましたが、そうするとせっかくの専用ケースとのオールインワンタックルの意味もなくなりますね・・・。

ロッドだけは個別で発売しても面白いかもしれません!

テルヤス
テルヤス
使ってみて遊べるロッドなので、掛けてからは非常に面白かったですよ!

 

さいごに

CP-X1初回使用の前に写真を撮りました。見ていると、かなり所有感が満たされます。笑

もちろん、ケース自体は釣り場に持って行ったりしなかったので、毎釣行時にケースは使わないと思います・・・。笑 なんかこう・・・持っていて所有感が満たされる感が強いタックルセットです!

もう少しライトラインが使える仕様だったら、もっと良かったのにとは思います。
しかし、現状のタックルバランスでも十分遊べて面白いです。。笑

お値段はソコソコしますが、思い出した時に使いたくなる感じのロッド・リールセットでした。

ではでは!!