ロッド・リール

ダイワ ジグキャスターライトを評価!96MLのインプレ

どうもテルヤスです。今回は予算1万円ちょっとで購入できるライトショアジギングロッドの紹介です。ライトショアジギングは、軽めのジグを使って体への負担も少なく、実に楽しい釣りです。

今回紹介させていただくライトショアジギングロッドは2019年2月にダイワから発売された「ジグキャスターライト」です。
まさに名前からして、ライトな釣りに向いている竿となっています。

ジグキャスターライトで青物
テルヤス
テルヤス
96MLを購入しましたが、メタルジグを使って釣る分には、本当に使いやすくて驚きました。今まで使ってきたショアジギングロッドの中では、一番柔らかいクラスを使ってみました。
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
テルヤスは、もっとガチガチのロッドばかり使っていたもんなぁ。体力ないのに。爆

ジグキャスターライト

ジグキャスターライトはダイワから発売されたライトショアジギングモデルのロッドです。

ジグキャスターライトダイワのショアジギング用ロッドとしては、ジグキャスター、ジグキャスターMXという名称のロッドが既にリリースされていました。ジグキャスターライトMXは、ライトに比べて先行してリリースされていました。

ライトという文字が付かないジグキャスターに関しては、本格的な青物をメタルジグを使って釣るショアジギングロッドらしい、バットの太さ、調子のラインナップです。

その中から、派生モデルとしてジグキャスターライトが発売されたのですが・・・
このロッドは本当にライトという名前が付いているだけのことはあります。

テルヤス
テルヤス
本当にライトというだけのことは有りました。

ツッコミどころ有りのパッケージ

まず、ロッドを手元に取ってみてビックリしたことがあります。それが、対象魚です。

対象魚

・サバ
・小型青物
・カサゴ

小型青物とサバは・・・良いとして、カサゴという・・記載があることに驚きました。

たしかに、軽めのメタルジグを使っているとガシラも釣れてくることはあります。
しかし、わざわざ対象魚としてガシラを釣るのに、ここまでのロッドではなくロックフィッシュ用のモデルを使うのではないでしょうか?

対象魚としてはキジハタとか・・・ハタ系なんて書いてあると、なるほど。と思ったのですが、ぼくとしては、どうしてガシラが・・・。というのがありました。

ジグキャスターライトのラインナップ

93L 96ML 100ML
全長(m) 2.82 2.90 3.05
自重(g) 145 165 170
ジグ重量(g) 5-30 10-40 10-40
PE(号) 0.5-1.2 0.6-1.5 0.6-1.5
本体価格(円) 14,300 15,300 16,400

ジグキャスターライトのラインナップは2019年7月19日の時点では、こちらの3種類になっています。発売時期が2月という全くショアジギングシーズンとは程遠いような季節でした。

なので、こちらの竿は静かにリリースされているような印象です。

スペック的にはトップガイドがSicになっているというぐらいで、正直なところ必要最小限の機能で使える状態でリリースされているような感じです。

抑えに抑えて、この本体価格ということなのでしょうから、その点は評価できそうです。

ジグキャスターライトMXとの比較

ジグキャスターライトがリリースされる前に、ジグキャスターライトMXがリリースされています。

価格はジグキャスターに比べて1万円ほど本体価格で高くなっています。

規格も89L、93ML、98MLと長さでは少しずつ短くなっています。例として98MLと96MLを取り上げて見ました。

ジグキャスターライト96ML ジグキャスターライトMX98ML
全長(m) 2.90 2.95
自重(g) 180 170
ルアー(g) 10-40 10-40
PE(号) 0.6-1.5 0.6-1.5
カーボン含有率(%) 87 99
本体価格(円) 16,400 26,000

スペック的に見て見ると、ジグキャスターライトが長さもほんの少し短く、それでいてじじゅうは20gもかるいということになります。自重では10gほど重たいことになっています。

ただ、注目するところはカーボン含有率がMXは99%なのに対して通常のライトは87%と低くなっています。

このため、弾性は弱く、キャスタビリティとか反発力が欲しい人にはMXが良いでしょう。

また、ガイドに関しても大きく違います。

MXは中間ガイドにPKTSGというKガイドのSicを採用しているようですが、通常のライトはLOGとなっており、ガイド代金が全然違います。(ライトはトップガイドのみSic)

トップガイドは両方ともPLGSTで本体価格600円。

それ以降が通常のライト96MLが1個270円のLOGが4個、LYOGが250円と350円、#2のガイドが550円
合計で2,230円(本体価格)

98MLはPKTSG7S
1個550円が5個、それ以降のガイド3個が550円、600円、700円、#2のガイドが1,100円
合計で5,700円(本体価格)

ガイド代だけで3,470円ありました。

それ以外にもカーボンの含有率が高いことも価格に反映されているでしょう。MXには高密度HVFカーボンが採用されています。また、ねじれに強いX45も採用されていますが、通常のライトは採用されていません。

このカーボンのスペックだけみても、価格差に表れていると言えます。

ジグキャスターライトMX98ML パーツリスト
http://www.sl-planets.co.jp/shop/p/p01480592/(外部リンク)

ジグキャスターライト96ML パーツリスト
http://www.sl-planets.co.jp/shop/p/p05801002/(外部リンク)

正直なところ、物だけで言うと断然ジグキャスターライトMXが優れています。

ジグキャスターライトがお勧め!と言いたいところですが、予算が許すのであればジグキャスターライトMXがお勧めです。

テルヤス
テルヤス
やはりスペックは値段がからんできますよねぇ。。
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
そりゃそうだ。

ジグキャスターライト96MLを購入

スペック的には断然ジグキャスターライトMXが良い!とは分かっているのですが、使用機会もそこまであるのか分かりませんし、長さ的にも若干の短さですが98よりも96のほうが使いやすそうというのもありました。

そして、何よりも価格が安かったというのが大きいです。爆

テルヤス
テルヤス
そこそこの価格で抑えたいというのが、今回ありましたのでエントリーモデルのライトにしました。

主に使いたいのは大サバ、小型青物

ジグキャスターライト96ML

■96ML
小型青物・ショアスロー(根魚)などに対応。当シリーズのスタンダードモデル。堤防で扱いやすい9フィート6インチに設定。ジグの跳ねすぎを抑えつつ、キビキビとした連続ジャークをいれることができる。

ダイワHPより引用
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/salt_rd/jig_caster_light/index.html(外部リンク)

購入した96MLですが、他の2モデルは93Lはワインドなどにも対応という柔らかそうなモデル。

96と100MLに関しては、長さ違いという部分が大きく、取り回しの良い少し短めを選びました。全長で15cm違います。

実際にはシーバスロッドのMクラスでもライトショアジギングは十分にできますし、このショアジギング用のライトモデルというカテゴリーがどんなものなのか?一度試したかったということもあって、MXではなく、通常のライトというエントリーモデルを選択しました。

 

失敗したか!?購入して思ったこと

正直言うと、購入しての第一印象が、失敗したか・・・。でした。

というのも、ショアジギングロッドは何本も過去に使ってきましたが、ライトショアジギング専用というと、今まで専用ロッドらしい専用ロッドは手に取ったことがありませんでした。

なので、この手の竿の感触と言うと・・・。

これでライトショアジギング?という感触でした。

というのも、ティップ部はベロンベロンに柔らかく、カーボンの含有率が低いことも手伝ってか弾力が全然ありませんでした。

シーバスロッドのMLクラスよりも一見すると硬いのですが、それでいて、振ってみるとグニャグニャ曲がる感じです。

ピンポイントを投げるようなシーバスには、やや投げにくそうですが、調子としてはシーバスも十分こなせそうです。

今まではシーバスロッドの硬めで青物兼用でしたが、この竿に限ってはライトショアジギングロッドで、太刀魚やシーバスという狙い方も有りかなと思いました。

どちらにしても、なんだか頼りないというのが第一印象でした。爆

 

実際に使ってみて

実際にジグキャスターライトを使ってみて驚きました。

めちゃくちゃショアジギング用ロッドとして、使いやすいです。ライトショアジギングに特化しているというだけあって、96MLは10-40gのジグ対応です。

使用したのは30g弱のヘビーウェイトミノー。そして35gのメタルジグです。

どちらのルアーもかなり投げやすくて飛びます。

別にライトショアジギング用のこの竿でなくても飛ぶのですが、穂先部分が柔らかいですが一度重みが加わればベロンベロンなところは気になりません。

そして、胴にも重みを乗せやすいので初心者の方でも、しっかりと竿が曲がり易いので飛距離が出そうです。

そして、グリップが細身で長いため、脇にはさんでのショアジギングのしゃくり動作はし易いです。

竿先を下に向けてのトゥィッチなどはゲームベストなどを着ていれば若干邪魔になる可能性があります。慣れれば問題ないとは思いますが、使いやすいのはプラグよりもメタルジグだと思いました。

ジグキャスターライトで青物シーズン初期に33cm前後のツバス(ブリの幼魚の関西名)を釣りましたが、掛かってからは綺麗に竿が曲がり、胴でしっかりと引きを受け止めてくれました。

さすがに対象魚がガシラと書いていましたので、竿の強度が特に心配でしたが小型青物・大サバを狙うぐらいでしたら丁度良さそうです。70cm以上とかになると獲れるとは思いますが、テトラ帯などでは上手く寄ってきて取り込めるかは多少の心配があります。

テルヤス
テルヤス
大きいのは今後掛けて見てから、どんな感じだったか・・・の話になりますねぇ。
食いしん坊なヒヨコ
食いしん坊なヒヨコ
テルヤス・・・大物が掛かると思っているとは・・さすが夢見がちな釣り人。

ジグキャスターライトの評価

価格(コスパ)
使いやすさ
デザイン
総合評価

ジグキャスターライトの評価ですが、ぼくが思うコスパではそこまで高いとは思えません。というのも、この1万円ちょいで購入できるクラスでもオールSicガイドというモデルがなくなってきていることもあります。

昨今の輸送費のコスト増によるところが大きく、ロッドの本体価格にも盛り込まれている部分であると考えています。

ガイドをMXクラスに格上げすると、定価ベースでは2万円ほどまで上がります。そうなるとMXの魅力が薄れるので、メーカー側としても価格をできる限り抑えて、スペックも抑えた内容になっているのかな?と思えました。

ただし、トップガイドのみのSicリングですが、使用感としては使ってみてビックリの使いやすさでした。

感度は今のところ実感的には良いとは思えません・・・が、青物が当たってきたことは、何回かは分かりました。笑 何回かは・・というのは感じ取れていないアタリもある可能性があるためです。

ティップ部分が柔らかいため、魚が食ってきても妙に弾いたりとかは少なく、スッと食い込んでくれるような竿です。

ただ、竿の反発力は弱めなので、フッキングは毎回追い合わせをしていました。

もう少し定価が安かったり、ガイド設定が良ければ文句なしの最高コスパロッド!となるところでした。

ジグキャスターライト96MLに合わせたリール

ジグキャスターライトとレグザジグキャスターライト96MLに合わせたリールは2019年にダイワからリリースされたレグザ3000D-CXHです。

もともとはライトショアジギングを想定して購入したリールでしたが、取り付けてみて、ほんの少し小さい感じはありました。ただ、竿とのバランスは合っているというのも印象です。

これはレグザ自体がアルミボディで、剛性感のある重めのボディというのがバランスが良いのだと思ってます。

このロッドにはダイワのLTタイプなら3000か3000C、または4000番が目安です。

わりとグリップが細いので、3000Cタイプでも、そこまで違和感がありませんでした。

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結構、この価格帯では滑らかな巻き心地で、ライトショアジギングをしていてもガッチリとした剛性感のあるボディでシックリきてます。

ライトショアジギングの仕様として、ハンドルノブをラウンドタイプに。また、ラインローラー部にベアリングを追加しています。

さいごに

今回はダイワのライトショアジギングロッド、ジグキャスターライトを紹介してきました。

なかなか出てこなかったライトショアジギング用ロッドですが、シーバスロッドでの代用ではなく、ライトショアジギングモデルとしてメタルジグを使いやすい!というのが新鮮でした。

これからライトショアジギングを始めたいという方には、一考の価値があります。

ではでは 良い釣りを!

今回の竿は、最初は買って失敗だったか・・・。
と思いましたが、使ってみて買って良かった!と思えた1本でした^^