釣りをしている方、釣りをこれから始める方。どちらの方にもお願いしたいことがあります。それはライフジャケットの着用です。船釣りでは着用が義務化されていることもあり、着用されているのが義務になっています。また、ライフジャケットも国の安全基準に適合したものになっているのが注意点です。安全基準への適合を確認したライフジャケットは、 桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)があります。
ライフジャケットの着用義務に関して詳しくは国土交通省HP(外部リンク)を参照ください。
しかし、海釣りの堤防からでは海を見ていてもまだまだライフジャケットが着用されていないことが多く、心配です。ぜひとも安全のためにライフジャケットの着用をお願いします。
ライフジャケットは自分と周りの人のため!
しかし、海へ落ちた人は見たことがあります。そして、釣りに行っていて海で亡くなったという話は実際のところ聞いたこともありますし、新聞に載っていたことを見たこともあります。
実際のところ他人事で済まされないのが、安全対策です。
ライフジャケットの有無は生存率にも関わる
実際のところライフジャケットの着用で生存率にも違いが出てくるでしょう。すぐに溺れるかしばらく浮いているかだけの違いですが、全く違います。
そして、実際にライフジャケットを着用していて亡くなった場合とライフジャケットを着用せずに亡くなった場合では周りのとらえ方も違ってくるでしょう。
小型船舶に乗船する場合には、ライフジャケットを着用する義務があります!
ライフジャケットを着用すると生存率が2倍以上になります!
注)平成30年2月1日から全面義務化されました。
どうしてライフジャケットを着用して欲しいのか
ここは危ない釣り場なので・・・と言うことで釣り禁止になる可能性だってあります。
周りの人のためにも是非とも着用をお願いします。
特に危ないのは夕方から明け方までの暗い時間帯の釣り
堤防が続いていると思って歩いていたら落ちたらしい。という話も聞いたことがあります。
実に怖い話ですが、堤防ではなく、夜道で実際にぼくも足を踏み外して段差から落ちたことがあります。
地面まで1mぐらいでしたが、それでもビックリしました。これが海だと思うとぞっとします。
ライフジャケットの種類や特徴
一般的にテレビなどのメディアで船に乗っている時に見かけるのはオレンジ色のライフジャケットではないでしょうか?そして、最近ではガスボンベの入った自動膨張式のライフジャケットが一般的になってきています。
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小型船舶用救命胴衣 オーシャンC-2型
船の救命具と言えば、この型を見たことある方も多いのでは
自動膨張式ライフジャケットは雨の日に膨らむ!?
実際、自動膨張を初めて買う時に不安だったのが雨などの湿気でセンサーが反応して膨らまないかでした。全国大勢の人が使っているものですから、膨らんだ人はいるかもしれませんが、何十回以上釣りをしていても雨の日でも膨らんでいませんので、それほど気にするレベルではないでしょう。
自動膨張式ライフジャケット 車の中に放置していると膨らむ?
自動膨張式のライフジャケットは車の中に放置していると膨らんだことがあります。
これは車内の湿気などによるものかもしれませんが、普通に使っている時ではなく車内での放置時に勝手に膨らんでいたので、再現性はあるでしょう。
それ以外に膨らんだ時は、手動で膨らませる持ち手を誤ってどこかへ引っかけた時にあるぐらいで、なかなか勝手に膨らんだりは今のところありません。
しかし、膨らまないのが良いかと言えば、そうでもなく定期的にちゃんと動作するか膨らませて安全確認を行うのがベストでしょう。
肩掛け式ライフジャケット
これは落水した時に気絶していたら、手動で引くことができないなどの理由もあるのではないかと考えています。。
釣具大手メーカーのダイワからもリリースされており、デザインもかっこよくおすすめです。
肩掛け式のメリットは着用感が良く、動作もし易いことになります。また、デザインも豊富なのも魅力です。
腰巻式(ウエストタイプ)ライフジャケット
ただ、動いていると腰からずれてくることもあります。両方とも使っていますが、動作が多い釣りの時などにはウエストタイプを着用することが多いです。
動きやすさと服装に合わせやすいのも魅力です。
膨張式ライフジャケットのデメリット
膨張式のライフジャケット最大のデメリットはガスが入る空気室です。この部分が破れたり穴が開いていたりするとガスが漏れてしまいます。
特に磯やテトラ帯などの体が擦れたりするような場所ではライフジャケット自体へのダメージも考えられます。使う場所によっては、膨張式を避けた方が良い場面も出てくるでしょう。
ルアーゲームに多用されるゲームベスト
こちらのタイプはフロート素材がジャケットに仕込まれているのが特徴で、着心地としては自動膨張タイプなどに比べると悪いです。
ただ、着るのを慣れてしまえば便利でルアーケースなどをポケットに入れたり、必要な釣具をゲームベストに収納することができます。
写真に出ているのはパズデザインのゲームベストです。
個別にゲームベストの記事も書いてますので、宜しければあわせてご覧ください。
磯や堤防釣りで人気のフローティングベスト
磯釣りではサンラインという釣具メーカーが人気です。
ゲームベストとフローティングベストの違いは?
フローティングベストはゲームベストと似ているようですが、ポケットの配置やポケットの形がゲームベストとは異なるものが多いです。
ゲームベストはタックルボックスを収納したり、D管が配置されているものが多く、後から自分好みのツールを取り付けやすくなっていることも特徴です。
例えば、ゲームベストの場合は移動を繰り返すランガンという釣りスタイルが主流です。このため、ランディングツールであるランディングシャフト(玉の柄)と玉網をセットにしたものを背負った状態で釣りをすることが多いです。
しかし、磯釣りや堤防からのエサ釣りの場合は釣り座を決めて、その場所から動かずに釣りをすることも多い事から背中に玉の柄を付けて移動しながら釣りをしている人は少ないでしょう。大概は足元や自分の釣り座の近くに玉の柄を置いて釣りをしています。
また、フローティングベストの中に入れることの多い小物はウキは嵩張りますが、それ以外は薄くまとまる針やウキ小物、ハリスなどが多いのでゲームベストに比べたらポケットの厚みもそれほど無いものが多いです。
ライフジャケットは釣りスタイルで選ぼう!
結局のところライフジャケットは船・堤防を中心としている場合は自動膨張式のタイプが動きやすく楽なので圧倒的に人気が高いです。
しかし、磯場やテトラ帯、ルアーフィッシングなどではゲームベスト、フローティングベストを選ぶのがベストと言えるでしょう。
いずれにしてもライフジャケットは身を守るため、着用の義務が無かったとしても安全に釣りをするためにぜひ着用をして欲しいです。
ではでは 良い釣りを!!