どうもテルヤスです。今回はダイワのライトゲームロッドのインプレをお届けします。
ライトゲームではお馴染みの「月下美人」その中の月下美人MXというロッドです。
ちなみに、メバルロッドですが・・今のところガシラの方がメバルよりも釣っています・・・。笑
月下美人MX メバル

軽量ながら粘るHVF+X45の乗せブランク+オールチタンフレームSiCガイドの本格メバルロッド
みなもに映る月の揺らめき。光と戯れるかのようなメバルのライズ。雅な月下美人の夜がはじまる。NEW月下美人MXシリーズは、ブランク、グリップ、ガイドに至るまで、メバルロッドの設計基準を一から見直したことで、上位モデルに肉薄するレベルまで感度と操作性が昇華した。軽量・高強度のHVFブランクとネジレに強いX45構造を組み合わせたブランクは、粘りとキリッとした張りを併せ持つ。それにより、ルアーの操作性やキャストの正確性、対応ウエイトが広がり、戦略の幅が拡大。また、大型メバルの引きもしっかりとロッドで吸収する粘りを持つ。ダイワのメバルロッドの特長である「シャープな粘り」の乗せ調子設計。中級モデルの粋を超えたポテンシャルと主張するかのごとく、赤い月が手元でさりげなく存在を主張する。
ダイワ 月下美人MX HPページより引用
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/salt_rd/18gekka_mx/index.html(外部リンク)
ダイワの商品紹介ページにも記載の通り、スペックとしては価格以上の上位モデルを意識した作りです。例えば、ガイドに至っては軽量のオールチタンフレームSicガイドを採用されています。
このガイドシステムだけでも非常に高価なものですが、逆に言えばガイド代が高いがブランクスは良いものなのか?とも思いました。やはりオールチタンフレームにしてしまえば実売価で2万円台というのは破格とも言えるお買い得感だったのです。笑
ちなみに月下美人MXシリーズでは、メバルの他にアジングがリリースされています。
メバル用モデルとしては4機種のラインナップがあります。2020年4月4日時点
68LS-S 74ULの操作性をさらに高めたショートモデル。ボートにも最適
74ULS-S ジグヘッドリグやプラグのリトリーブ&ドリフト釣法に対応
78MLS-S フロートリグ専用の乗せ調子ロッド
72MLB 大型メバルに対応するベイトフィネスモデル
ダイワHPより引用https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/salt_rd/18gekka_mx/index.html(外部リンク)
モデルの語尾にあるSというのはソリッドというのは、分かるかもしれませんが改めて747LS-Sって、なんでSが続けてあるの?と一瞬思いました。これは72MLBというベイトフィネスモデルがあるから、スピニングと分かり易いように分けているようです。
月下美人MXメバル74ULS-S

購入したのはスピニングモデルのド定番とも言える74ULS-Sです。アジング用としては長尺になりますが、メバル用ならこの74ぐらいがちょうどいいと実感しています。
メインとしてはジグヘッド単体を利用したメバリングです。
74ULS-Sのスペック

キャストWT(g) | 0.3~5 |
---|---|
LINE(ポンド) | 1~3 |
全長(m) | 2.24 |
標準自重(g) | 68 |
自重は、さすがチタンフレームガイドを採用していることだけあって軽量に磨きをかけた感じがあります。68gです。笑
キャストウェイトも0.3~5gです。かなりの軽量ジグヘッドリグにも対応していることが分かります。主として1g前後の使用が多いのでスペック的にはドンピシャでした。
74ULS-Sの使用感
実際の使用感ですが、正直なところ感度はもう一つ良いとは思えません。また、キャストも0.3gから投げられると表記されています。しかし、実際に投げたところ1gのジグヘッドに2インチのワームを付けて、投げて飛ぶのは飛びます。
ただ、ジグヘッドなどの重みが竿に乗っている感じがしにくいのです・・・。
これは非常に残念と言えば残念です。値段も実売価で2万円台半ばなので、かなり使いやすいのか?と思っていたのですが・・・。価格相応なのか?と言われれば、分かりません。
ガイドがチタンフレームを採用していることもあり、そのガイド代が商品価格にも乗っている分を考慮すると、やはりそれなりのブランクスなのかな・・・。というのが強い実感です。

トップのメガトップを採用していることも期待していましたが、たしかに感度は良いとは思います。しかし、底部分などの接触した時に感じる感度は良いと思いません。
これは、メバルロッドという特有の調子からなることだとも言えます。74ULS-Sは「乗せ調子」というのがウリのロッドです。実際にメバルの船竿とかも所有して、船メバル釣りもしていたことがあります。
やはり、メバルサビキをしていても基本は向こう合わせです。そして、掛かった後は魚がバレにくいようにムーチングアクションと言って5:5ぐらいの竿の曲がりを見せてくれます。
同様に月下美人MX74ULS-Sもティップ部分は、感度重視というよりも乗せを重視させた部分が強いと思います。このため、リトリーブ時のアタリも分かるのですが、合わせようとすると一瞬「間」ができたような感覚でフッキングに至ります。
この辺が、良いのか悪いのか?個人の使用感ということもあり、感じ方も違うでしょう。
もっとアジングロッドみたいにピンピンしてアタリを感じられると思ったら大間違いですね。笑 もう少し、アタリが分かるようなピンとした穂先のほうが自分には向いているのかも。と使っていて思っています。
もっとアタリを取って掛けてに行くのが好きな方はアジングロッドのほうが良いかもですね。
気に入っている点!
実際の使用感では、あんまりよくない・・・。みたいな事ばっかり書いていますが、気に入っているところも多いです。
また、20cm以上の良型をテトラ際や障害物まわりで掛けた時には、しっかりとバットが魚を浮かそうとしてくれます。ある程度、竿が曲がってくれるのでドラグを出さない状況でもラインブレイクが減少している感があります。(そこまで大きい魚がいまのところ、掛かっていないという事実もありますが!爆)
また、チタンフレーム採用なのでガイドの錆びなどがステンに比べて心配が少ないのも嬉しい点です。
・デザインが良い!
・バットの粘りが良い感じ!
・チタンフレーム採用なのが嬉しい!
もう一つな点
感度とかは、まぁ・・・価格や仕様上のものかもしれませんので、ある程度仕方ないと思っています。
しかし、最初に使い始めて気になっている事があります!
このフォアグリップ部分がアルミを採用しているようで、冬や早春の冷え込む時期には、めちゃくちゃ冷たいです。手触りが冷たくて・・・。これが本当に気になりました。
デザインは良いですし、感度向上もありそうです。しかし、使用感としては低温時期には冷たくてツライと思うことがありました。
74ULS-Sの評価
実用性 | |
---|---|
軽さ | |
デザイン | |
コスパ | |
総合評価 |
デザインは良いのですが、使用感としては期待感が強かっただけに今一つといったところです。ただし、使い勝手が悪いの?と言うと、そこまで悪くなく、まぁ・・本当に価格相応なのかなぁという感じです。
総合的には価格もそこそこしますので、まずまずというところです!
アジングはOK?

25cm前後のアジが釣れている時にアジングで使用しました!
良型のアジとメバルが釣れる可能性もあるため、エステルの0.3号にリーダーだと若干不安がありました。なので、フロロ通しのジグヘッド単体で使ってみました。
主に中層リトリーブをするのですが、アジング用のジグヘッドはメバル用と比べて潮を受けやすい形状になっているものも多いです。結構使いやすいと感じました。笑
メバルと比べてボトムをそれほど意識しない釣りです。この場合は、底に触れたか?とか何に触れているのか・・。とかあまり気にすることが少ないです。
魚のアタリもアジングロッドほど分かるものではないと思っています。しかし、吸い込ませて釣る感じでは良い感じです!ロッドも適度に曲がるので、バレにくい感じも良いです。
アジング・メバリングの両刀使いでも有用な1本です。
さいごに

ダイワの中級クラスロッドに位置する月下美人MXですが、やはりライトゲームを楽しむための要素が詰まっています!
アジングロッドでメバルも良いですが、やはりメバルにはメバル用ロッドが釣り味としては良いかな。と思います。竿自体はしっかりと魚の引きを受け止めて、粘る調子です。大型を今後釣って行くと・・おそらく評価が激変!するかもです。笑 それぐらい、あんまりメバル釣ってません・・すみません。汗
少しでも参考になれば幸いです。
ではでは 良い釣りを!