どうもテルヤスです。今回はベイトロッド専門メーカーのフィッシュマン(Fishman)からリリースされているブリストマリノ106MHの使用感です。
ロッドのスペックから見て、想像するに長尺・MHという硬さが最大の魅力です。
写真は2019フィッシングショー大阪で並んだフィッシュマンロッド。
BRIST MARINO10.6MHの購入きっかけ
ブリストマリノの購入きっかけですが、単純ですがベイトを使って釣りを楽しみたい。というだけですね。笑
その中で、ショアからのキャスティングで狙う青物釣りが好きなので、ショアジギングのできるスペックが欲しいというのが前々からの期待でした。
2019年のフィッシングショーで実際に触ってみて・・・これだ・・・。これが欲しい・・・。と忘れかけていた釣りの楽しみを思い出し・・・。
2019年で購入した釣具の中で一番の・・・高額アイテムとなりました。
ブリストマリノに期待するもの
ブリストマリノは10.6ftという長尺であり、さらにルアーウェイトが70gまで可という、ライトショアジギングで使用する60gまでのジグをキャストできるスペックがあることです。
サーフ・磯場・テトラ帯といった足場の高いエリアで、長さが欲しい場合。この10.6ftという長さが魅力です。
フィッシュマンにはベンダバール8.9Mというロッドがあり、こちらのロッドでもメジロ(関西の地方名 70cm前後のブリ小サイズ)は釣り上げたことがありますが、どうしても長さがもう少し有ったほうが遠投とか・・・。
足元でのやり取りとか・・・。その辺の優位性が欲しかったところです。なので、その辺のロッドの長さが欲しかったという欲求は解消されました。
ブリストマリノを購入する前の問題点 合わせるリール
ブリストマリノを購入する前に一番、問題だったのが合わせるベイトリールです。
アブガルシアから出ているWM60や50サイズのベイトリールとも相性が良さそうですが、2019年には市場でもほとんど出回っておらず入手困難でした。
ベイトリール・・・。いったい何を付けているんだろう。
そんな時に参考にしたのは、やっぱりロッドをリリースしているメーカーHPでした。フィッシュマンのHPで推奨されていたのがシマノのグラップラー300HGでした。
https://fishmanrod.com/suzuki_bristmarino106-setting(外部リンク)
購入して取り付けているのが、こちらグラップラー300HGです。もともとジギング用に発売されているオフショアの両軸リールですが、SVSという遠心力ブレーキが搭載されており、キャスティングが可能という魅力的なアイテムです。
ハンドルは標準がシングルなので、カーボンダブルハンドルに交換してあります。
これにて合わせるリールも決まったので、購入に至ったという状況でした。
魅力的なスペック
全長(cm) | 322(10.6ft) |
---|---|
自重(g) | 345 |
継数(本) | 3 |
仕舞寸法(cm) | 110 |
ルアーウェイト(g) | 15-70 |
ライン(号) | PE 2-6 |
税抜き定価(円) | 56,800 |
ブリストマリノの魅力的なスペックは何といってもキャストウェイトの広さ。15gも投げれるかと思えば70gというヘビーウェイトまでこなせてしまいます。
ただ、この点は15gのミノーと70gのジグ。両方を同じようにキャストすればどうなるか?同じように投げたら、おそらくバックラッシュしてしまいます。
なので、DCといったデジタルコントロール機構もないグラップラーなどを使う場合は、まめにブレーキ調整をしてあげた方が良いです。
フィッシュマンがベイトロッドに求めたものは3つ
①飛距離
②ピンスポ撃ち
③ゼロバックラッシュ
この3つです。その中で、ブリストマリノが得意とするところは①の飛距離。
ピンスポ撃ちをするようなロッドではないのですが、キャストコントロール精度は間違いなく高いと言えます。たぶん、竿の曲がり方、収束のスピードなどが何とも言えないバランスなのです。
そして③のゼロバックラッシュですが、メタルジグだけ使った場合、かなりゼロに近いバックラッシュです。ただ、そのジグを投げている設定で、急にルアーを替えて投げると、バックラッシュはし易いです。この辺はユーザーの技量によるところが大きいので、ひたすら慣れが重要になってくる部分だと思います。
実際、買ってみて
最初に竿を購入してから、手に取って改めて思ったこと。。。
それは、重たい・・・。嫌味な重さではないのですが、軽量化されているという感じの重さではありません。
ずっしり、しっかりとしています。なんせこのロッドスペックはPE2~6号というだけあります。
バッドの硬さが凄い。それに・・・。ぼくの場合は青物狙いですが、このロッドで世界中の怪魚を釣りに出かける方も多いでしょう。
軽いよりも丈夫であることが、まずロッドとしての安心感につながっているように感じました。
ブリストマリノの保証書ですが、竿袋の内側に入っていました。免責金額で1か所1万円という金額です。
ロッドの定価が高いだけあるので、まずまず・・・。の金額ですが、フィッシュマンという会社自体が北海道にあるため、修理の際に送る送料は高くなりますね。
その辺のアフターはダイワ・シマノよりも費用が掛かるかもしれませんが、ダイワ・シマノにはない魅力が詰まっているロッドなので、アフター費用が高いから購入をやめる・・・。という選択肢は、この場合無しでしょうか。
ブリストマリノの飛距離
実際の飛距離ですが、グラップラー300HGにPE3号、リーダー10号(フロロ)を付けて
メタルジグ60gを投げたところ。70-90m飛んでいます。
同じメタルジグをジグパラSPX-1002MHにスフェロス60000PGを取付けて、PE3号で投げたところ80-90m飛んでいます。
いずれも10m毎の色分けされたラインで、ライン放出された実距離ですので、数mの放物線上の誤差などもあるかと思います。
ブリストマリノ106MH | ソルパラ1002MH | |
ジグ60gの飛距離 | 70-90m | 80-90m |
ですが、実際のところスピニングとの飛距離の差というのは大きく感じられませんでした。
実際にシマノのペンシルベイトなど30g以下のものを使っても、スピニングと変わらないぐらい飛びます。
青物を実際に掛けて
実際に60cm、2.5kgのカンパチをブリストマリノで掛けました。竿としては、思いのほかバット部分で引きを受け止めているようで、竿が魚をいなそうとしている感じです。
どのぐらい引っ張れるか?さすがに6号という太さのPEは使っていませんが、6号を付けて、フルドラグなみにドラグを締めこんで使ってみてどうなんだ?というところですが、そこまでの強度テストみたいなものはできませんが・・・・。
竿としてはかなり強く、反発する力がかなり強い印象です。
魚が掛かってからの取り込みは、ショアジギングで青物狙いをするようなロッドですから問題有るかと言われればないです。
ただ、ロッドアクションではラインの巻取スピードとしゃくりのバランスが、今のところあっていないことが多くて、まだアクションを加える動作においては慣れていません。
投げる分には気持ちよく飛ばせられるのですが、ロッドのアクションとしてはショアジギングでワンピッチジャークするにはティップの戻りが今一つ使いにくいというかなんというかです。
30-60gのメタルジグを使いましたが、今のところやり易かったのは60gでした。使っているグラップラー自体の1回転の糸巻き量が84cmという部分が、もうひとつしゃくりの幅と糸巻き量が自分には合っていない部分かと思われます。
もう少し早く巻けたら良いのですが、ダブルハンドルにしてしまっている部分もあり、ショアジギングをする上では、まだタックル慣れしていない感じです。
ミノー、ペンシル、ポッパーなどを使う分には使いやすく、特に巻くだけのミノーやメタルジグでもリトリーブ主体で使う場合にも使いやすさはあります。
ブリストマリノ106MHの評価
使用感 | |
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見た目 | |
コスパ | |
満足度 | |
総合評価 |
ブリストマリノですが、青物のショアジギングを前提にすればジグ操作が今のところ不慣れ・・・リールを替えれば、また変わるかも。ですが、ジグを使うよりは、プラグメインで釣りをする方がロッドとして合っているように感じています。
もちろん、ジグが全然使えないという不快感はありません。総合的に見ても定価が高いだけあって、所有感は満たされるのですが、もう少しだけ気持ち値段が安ければとも思います。
ほとんどネットでも定価販売のため、値段の高さがやはりネックです。でも、買いたくなる内容で、買ってしまったら、やっぱり満足はしてます。爆
さいごに 買って良かったか!?
なんだかんだ言ってみても、この竿には育てられそうな気がします。笑 使い込んでいくうちにロッドの癖やこの竿にとっての使いどころ、向いているルアー・・・。この竿にしか分からない情報伝達など・・・。
そういうのが出てくる予感がしています。笑
釣り自体が一つの遊びですので、その遊びを愉しむ一つのツールとして、ベイトタックルはやっぱり面白くて・・・買って良かったと思っています。
フィッシュマンロッド自体が常に在庫があるわけではなく、欲しい時に無いこともあるかもしれません。
もし、このブリストマリノが気になる場合・・・。
速攻で探して、即注文!ではなく、よく考えて・・・。数日経っても本当に欲しいか・・・必要か?自分に問いかけてみてください。
この高さの竿は、衝動買いするレベルではないと思っています。青物を狙ったり、釣るだけなら、この竿の5分の1ぐらいの価格の竿でも狙えます。釣果もほとんど変わらないでしょう。
だけど、それでもこの竿を手にしたいと思ったのなら、誰も文句を言う人はいないでしょう。釣りは自己満足の世界なのですから。
そして、このベイトタックルと言う世界は釣り人を惹きつけて離さない魅力を持っているのを知っています。笑
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なにせキャストが楽しくて♪グリップエンド部分が太いのですが、これがまた重たいルアーやジグを投げる時にしっかり握れて、気に入っています。
ではでは 良い釣りを!