どうもテルヤスです。今回は2019年に発売された「スフェロスSW」の使用感をお届けします。
もともと、スフェロスSWは14年に発売されていました。しかし、4000番台など中型機がなく、2019年に3000番と4000番が新しく発売された形になりました。
価格的にも手頃なので、人気が出そうです。
19スフェロスSW
スフェロスSWは海の大物にも負けないパワーとタフネスを持ったコンパクトなSWリールです。心臓部には冷間鍛造製のHAGANEギアを、ボディにはアルミニウム製のHAGANEボディを採用することで、不意の大物にも負けないギア強度と巻き上げパワーをアングラーに提供します。またハンドルにはガタの少ないねじ込み式、ドラグワッシャーには耐久性の高いカーボン素材を採用するなど、コンパクトながら、大物とも安心してやりとりできる頼れるリールです。
スフェロスSWの紹介ページより引用
シマノのHPを見て見るとコンパクトボディながら、大物ともやりとりできるリールであるとされています。
実際のところボディ素材がアルミニウムを採用していることで、剛性感は半端なく良いことは想像されます。
そして、ねじ込み式ハンドル、さらにドラグワッシャーもカーボン素材を採用するなど強度や釣り人が求める欲しい部分がギュッと詰まったリールだと言えそうです。
しかし、本当にそれらのボディ、ドラグ、ネジ込み式ハンドルの3つが揃っていれば良いのでしょうか?
実際に使ってみて、欲しい要素であるボディ剛性、ドラグ、ねじ込み式ハンドルは十分良いのが分かりました。しかし、それ以外の気になることも合わせて紹介します。
19スフェロスSWは3機種リリーススタート
ラインナップですが、3000XG、4000HG、4000XGの3モデルが発売されました。
その中で4000XGは一番ギア比が高く、1回転当たりの糸巻きスピードが速いモデルになっています。ショアジギングを考えている場合は、一番気になるところでした。
実際に使用用途としては、ショアジギングメインで他にもシーバスに使うことを考えています。
スフェロスSW 4000XGのスペック
最大巻き上げ長(cm/ハンドル1回転) | 99 |
---|---|
最大ドラグ力 | 11kg |
PE糸巻き量 | 2号ー240m |
ベアリング数 BB/ローラー | 3/1 |
本体価格(円) | 15,800 |
商品コード | 041357 |
価格も実売価で1万円ちょっとで入手できるので、釣り具の中では手ごろな部類かと思います。
ただし、ここで一番買う前に気になった案件に目が行きました・・・。続いての項目で説明します。
ハンドル1回転当たり最大で99cmも巻けるので、ショアジギングやオフショアで遊ぶには面白いところです。糸巻き量もPE2号が240mも巻ければライト系のソルトルアーフィッシングなら十分でしょう。
購入前に気になった事 ベアリング数
購入する前に一番気になった事がボールベアリングの少なさです。その数3個です。
この時点で、ラインローラー部分にもベアリングが入っていなさそうということが気になりました。
実際に調べて見ると入っていませんでした。
19スフェロスSW4000XG展開図参照
https://www.shimanofishingservice.jp/parts_price.php?scode=04135(外部リンク)
あとからラインローラー部は追加できそうですが、その他にもベアリングが少ないことによる巻き心地も気になりました。
実際に購入して巻いてみると滑らか!?
すると、びっくりするぐらい普通に軽く滑らかでした。これは、正直な感想で良い意味で裏切られた印象でした。
ただ、釣り場で巻いてみると実際の感じ方はまた変わりました・・。
実際に釣り場で使用してみると
もっと言うと、巻き心地は大してよくありません。特にメインでシーバスを狙っていたんですが、スローリトリーブすると滑らかさが上位機種のストラディックなどと比べて、やはり落ちます。
滑らかさ・・というよりは、壊れにくいことをウリにしたリールなのでは?と改めて、SWコンセプトというのを思い出しました。
シーバス釣行に行けども何回かボーズをくらい、クロソイやら・・さほど引かない魚ばかりの釣果だったのです。しかし、19スフェロス初のシーバスが80cmの大物でした。
その時に分かったことがあります。
「頑強さ」「ドラグもしっかり使える」この2点が、めちゃくちゃ良く分かりました。
まず、ロッドを立てて巻いても大きな魚が掛かるときゃしゃなリールだと、本体がねじれるような感じで力が入りにくかったりすることがあります。スフェロスSWはアルミボディを採用しているだけあって、さすがに頑強さというのは持ち味なのでしょう。
たしかに、強い感じが伝わりました。そして、ドラグもしっかりとタメが効き、出る時は滑らかに出て、ゆるすぎずいい仕事をしてくれました。
カーボン素材を採用していることもあって、ドラグワッシャーのへたりなども少なそうなので、ドラグを使うような大物釣りには、やっぱり良いのかなと思いました。
購入してから気になった事
スフェロスSWのベールですが、ワンピースベールになっていないので、細糸などを使うとベールの付け根付近で糸が擦れて弱りそうです。
使ってみて思ったこと
今のところシーバスメインでの釣行で使っていて、96クラスのロッドとは相性が良いです。ショアジギングロッドもライトショア系の96-10ftクラスとはバランスが取れそうです。
替えスプールの価格
19スフェロスSW4000XGの替えスプールの価格ですが、純正のスプール組で本体価格4,100円(2020年1月5日時点)となっていて、リール実売価が1万円ちょっととすると4割程度の価格になります。
リールの本体価格が抑えられている分、そこそこ高く感じます。
理由としては、特徴的であるカーボン素材を採用したドラグワッシャーの価格でしょうか。
展開図を見たところ④のドラグ座金がそれに当たると思われます。これが1枚550円するのですが、スプール組の中に3枚も入っています。なので、4,100円のうちの1,650円はドラグ座金になっています。
そう考えると結構良い値段がしますね・・・。ただ、耐久性や性能は良さそうなので、本格仕様のドラグワッシャーが入って4,100円と考えると安いです!
19スフェロスSW4000XG パーツ展開図参照
https://www.shimanofishingservice.jp/parts_price.php?scode=04135(外部リンク)
19スフェロスSW4000XGの評価
実用性 | |
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巻き感 | |
コスパ | |
見た目 | |
総合評価 |
19スフェロスSWについては、見た目もそこまで高級感が無いように思いました。
巻き心地も、まぁ・・ベアリング数も少なめなのも影響しているようで、そこそこです。実用性も5回ぐらいは使っているのですが、いまのところ目立ってライントラブルも無いですし、問題なく使えています。なので、ソルトルアーゲームにおいて、バンバン使う分には良いと思います。
さいごに
今回は19スフェロスSW4000XGの使用感を中心にお届けしました。今後気になるのは14スフェロスの大番手も同じようにモデルチェンジするのかな?ということですね。
ハンドルノブ部分もT型なので、ライトショアジギングなどをされる方は購入後のラウンドタイプ交換も良いかもしれません。一緒にベアリング化すると、巻き心地も向上すると思いますので評価が一変して良くなり・・・めちゃくちゃ良いリールにならないかな・・・。なんて思っています。
高級リールは、最初から良いスペックですが、中堅クラスやエントリークラスのリールは後からの改造も色々楽しめるのが嬉しいところです。
1万円ちょっとで、しっかりとしているリールを探している場合には、19スフェロスSWは購入検討の価値は十分あります。
ではでは 参考までに
良い釣りを!
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