突然ですが、釣りを始めてみて、糸にも種類がたくさんあることを知って驚いたことはありませんか?
釣りをする上で近年では、PEラインは欠かせない存在になりました。
主にルアーフィッシング、船釣り、投げ釣りなど・・・活躍の範囲は広く、さらにはヘラブナ、黒鯛のかかり釣り、PEを使ったウキフカセ釣りなど・・・。
数年前には、無かったジャンルにまでPEが用いられてきています。
そんなPEラインですが、ルアーフィッシングの場合はショックリーダー(以下リーダー)を付けるのが一般的です。今回はリーダーとのバランスについて話して行きます!
PEラインにはリーダーを付ける?
まずPEラインにリーダーを付ける意味ですが、これはPEラインの欠点である耐摩耗性。伸びが少ないことによるショック切れ、透明度のあるラインを付けることによるカモフラージュ効果。キャスト時に適度な張りがあることによる、糸がらみの抑制・・・なども考えられます。
PEラインの特徴は、伸びが少ないため感度が良いこと。引張強度が強いため、ナイロン・フロロカーボンに比べて糸の太さを落とせることが利点と言えます。
利点が多い反面、擦れに弱く、伸びが少なく、透明度が無いなど・・・。色々と欠点もあります。
PEラインはナイロン・フロロの道糸と比べて、伸びが少なく強度にも優れています。
それらを補うためにもリーダーは必須アイテムとなっています。
PEラインとリーダーのバランスについて
PEラインとリーダーのバランスですが、ぼくがPEラインを使い始めた当初はPEラインに対してリーダーの太さは約3倍が目安でした。
例えば、PE1号だとリーダーは3号。
PE3号だとリーダーは10号~12号、と言った感じです。
この考え方は15・・16年前と今も、それほど大きく変わっていません。
PEの号数ではなくポンド数を目安にする
例えば、同じPE号数でもポンド数が高ければ引っ張った時の直線強力は優れていると考えられます。
基本的にはPEのポンド数と同じ強度にあわせる
例で言うとPE1号(20LB)、リーダー5号(20LB)です。
ただ、PEラインの1号が全て20LBかと言えば、メーカーによっても違いますし、PEの撚り数によっても違ってきます。リーダーの強度と号数も目安です。
リーダーをワンランク細くする?
基本は同じポンド同士にすると・・・どこでラインが切れるかは分かりません。
なので、最近のPEは強度が優れているものが多いので同じ号数で、強度が強いPEにする場合はワンランクリーダーを細くしています。
先ほどのPE20LBに対してリーダー20LBから→例えばPE20LBとリーダー16LBです。
こうすることにより、基本的にはPEラインの強度がリーダーよりも強いため、根掛かりした際などで引っ張るとリーダー部分で切れる可能性が高いです。
これは利点として、リーダーの結びなおしが少なくなることが挙げられます。
PEとリーダーの強度を同じにすることにより、PEとリーダーで弱っている部分のどこかで切れるため、PE部分での高切れの可能性も出てきます。
もちろん、PEよりもリーダーの強度を落とせば間違いなくリーダー側で切れるかと言えば、100%は無いでしょう。PEも傷んだり、リーダーとの結束部で切れる可能性もあります。
PEが太いとリーダーへの結束が締まりにくい
例えば、PE3号にリーダー5号だとすると。。
かなり結ぶのが難しいかもしれません。というのもPE3号とリーダー5号ぐらいだとほとんど太さが変わらなく感じるかもしれませんし、摩擦系ノットのFGノットで絞めこんだ場合は、PEに対してリーダーが細すぎると綺麗にしまらないことが多いです。
逆にPEが細くて、リーダーが太すぎても結びにくいです。
結びやすさの目安としては・・・PEの号数×3~4倍ぐらいが自身としては結びやすいです。
魚種別のPEとリーダーの目安
この項目では実際にルアーフィッシングで行っているPEとリーダーの号数目安を紹介します。
あくまで参考なので、多少前後したり、地域や釣り場、狙うサイズによっても太さを変えてみましょう。
エギングのPEとリーダーのバランス例
ぼくの場合は、PE0.6号にリーダー2号です。
確実に2kg超え、3kg、4kgオーバーも狙えるという・・・ポテンシャルのある場所ならばPE0.8号でリーダー3号を使うかもしれません。
しかし、大概の1kgオーバーでも0.6号に2号のリーダーがあれば、あがってきます。
シーバスのPEとリーダーのバランス例
河川や港湾ではPE0.8号にリーダー4号
テトラ帯などではPE1.2号にリーダー5~6号で、青物が混じりそうな時はリーダーを6号にしています。
青物のPEとリーダーのバランス例
シーバスロッドなどで40~50cmメインに狙う場合、PE1.2号にリーダー6号
ライトショアジギングロッド PE1.2~1.5号にリーダー6号
ショアジギング PE2号 リーダー8号、PE3号 リーダー10~12号
メバル・アジングのPEとリーダー例
フロートリグではPE0.4号にリーダー1.5号~1.75号
ロッドとのバランス
ロッド・リールとのセッティングは、ラインに合わせるというよりは・・・使うルアーに応じたロッドを参考にするのが一番いいかもしれません。
例えば、使うロッドにはPE2~4号など・・・。推奨ラインが書いてある場合が多いです。おおむね対象魚が決まったら、使う竿を決めて、それに合わせてPEラインとリーダーの購入を考えると全体のバランスが良くなるでしょう。
釣る対象魚が決まったら、ロッドを決めましょう。
多くのロッドには目安となるライン号数が記載されていますので、それに合わせてPEラインとリーダーをセッティングするのがおすすめです。
さいごに
今回はPEとリーダーのバランス、セッティング例について話してきました。
ぼくが目安にしている基本はPEの号数×3~4倍の太さで、強度面では同じか、リーダーがPEよりも少しだけ弱くなっています。高切れする可能性が少ない場合や、太刀魚・サワラなどの歯が鋭い魚などはリーダーを気持ち太めにすることもあります。
極端にPEに比べてリーダーの強度を落とすことは、リーダー部での高切れに繋がる可能性もあります。PEラインの強度は直線強度で見ても、かなり強いです。
狙う魚によって、PE・リーダーの強度を変えて行きましょう。
ではでは 良い釣りを!