まいど!さて9月も中旬になり、きっと全国各地でショアジギングのメインターゲットとなっている青物がわんさか釣れ盛っていることでしょう!
当ブログの管理人テルヤスも今シーズン青物を釣り上げて満足しているという噂がありますが、あなたの釣果はどうでしたか?
もしも、せっかく青物を釣りに行ったんだけどなかなか思うように釣果に恵まれなかった場合は今回の記事を参考にもう一度チャレンジしてみて下さい。何か一つでも釣果へ結びつくヒントになれるように頑張ります!
青物を狙うショアジギングとは?
青物をショアジギングでゲットするにはどうすればいいのでしょうか?
実際のところエサ釣りでもルアー釣りでもショアジギングで青物は釣れます。しかしながら、9月や10月はエサとなるイワシが多く、また青物(ブリの幼魚)が型の小さいのも多い事から飲ませ(泳がせ)釣りで狙うよりもルアー釣りで狙う方が釣れる事が多いのです!!
そもそもショアジギングって!?
え?ルアー?疑似餌のことは分かるんだけどショアジギングってなんだ?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
ジギングと耳にすれば船からするメタルジグを落として釣るジギングを思い浮かべます。ショアジギングとはショア(岸)からするジギングのことです。
そのままの通りなのですが、ショアジギングの魅力としては鉛の塊を自分で操って生命感を与えて魚を釣るところに醍醐味があると言えるでしょう。(実際は鉛以外にもタングステンなどの高比重素材も発売されています)
ショアジギングのやり方
ショアジギングのやり方は鉛の塊であるメタルジグを遠投して、着底させてそこからしゃくりながら巻き上げてきます。
基本動作はこれだけです。
簡単に言いましたが、メタルジグの動かし方は色々あります。
- ワンピッチジャーク
- じゃかじゃか巻き
- ロングジャーク
- コンビネーションジャーク
- ストップアンドゴー
基本的にはワンピッチジャークが主です。
①ワンピッチジャーク
ワンピッチジャークとはハンドルを1しゃくりにつき、ハンドルを1回転させるしゃくり方です。動きのスピードも1ピッチと言っても、スローめの1ピッチもあればキビキビと動かす1ピッチジャークもあります。
②じゃかじゃか巻き
小刻みにしゃくりながらハンドルを早巻します。ワンピッチジャークは竿でしゃくるのがメイン動作に比べてじゃかじゃか巻きは高速リトリーブに加えて小刻みにメタルジグを動かすイメージです。
③ロングジャーク
ロングジグやジグを大きく跳ね上げて見せる動きを出したい時に多用します。船からでもロングジグを使ってグイ~ンっていう感じでゆっくり目に大きく竿をしゃくって(長さで言うと1m50cmぐらい)、ゆっくりジグが落ちていくイメージでジギングをしていたことがあります。日本海でのジギングでしたが、結構この動かし方が効く時もありました。
④コンビネーションジャーク
コンビネーションジャークは着底後に高速リトリーブ、その後にワンピッチジャークを数回、そのあとに食わせの間を与えるようにスローめにジャークしたりと単調なしゃくりではなく、色んなしゃくりを入れていくことジャークです。最終的に食わせの間を入れるのが大切です。
⑤ストップアンドゴー
単調なように思われますが、これが結構効果を発揮するときがあります。キャストをして着底を確認させたら、ベールを返して一気に早巻してピタッとリールを巻くのを止めます。その後、すぐにリールを高速回転させて、また一気に止めます。この繰り返しで、水面近くまでメタルジグが浮いてきた場合は、再び底までジグを落として同じく繰り返します。
ストップアンドゴーは巻くだけで泳ぐことをウリにしているメタルジグの他に、普通にメタルジグであればこの釣り方は結構効果があります。簡単ですが、しゃくりの動作に慣れていない方は試してみて欲しいです。
実際にぼくも釣りに疲れた時にも多用している方法です。
ショアジギングで釣果を伸ばすヒント!
ショアジギングをいかにして楽しむことができるか!それはやはり釣果があってこそでしょう。ショアジギングは釣れる時は釣れますが、釣れない時はさっぱり釣れません。
では、ショアジギングで釣るためにはいったいどうすればよいのか?
続いてショアジギングで釣果を伸ばすヒントをお伝えいたします。
ショアジギングも釣れている人を真似しよう!
よくジギングでは釣れている人のしゃくり方・メタルジグのカラーや種類を真似すると釣れることがあります。
これが当日のヒットパターンだからです。理由はともあれ釣れる釣り方というのはその時々にやっぱりある可能性が高く、釣れている人のやり方を横目でみて盗むのは非常に有効です。
例えば隣の釣れている釣り人は、キャストして着底させてから一気にハンドルを10回転させてストップさせて、さらに10回転させてストップさせる。
同じリールと糸、同じジグでなければ全く同じにはならないかもしれません。しかし、当日のヒットパターンに近づくことは確実にできます。
ぜひ周りの人が釣れていたら、何で釣ったのか聞いてみたり、釣り方を真似してみましょう!!
超大事!着底を確認するコツ!
めちゃくちゃショアジギングにおいて大事なのが、着底です。
着底とは、メタルジグをキャストしたあとにメタルジグが海底に着いたことです。そのままですが、海は潮の流れがありますし、天候が無風だとも限りません。風が吹いていたらめちゃくちゃ着底は分かりにくいのです。
では、実際に着底をさせるコツは?
ズバリ、集中です!
キャストをしてから着底するまではスプールからラインが放出されます。この放出されているラインが一瞬ピタッと止まるのです。
ここが着底です。もしくは、魚や何かメタルジグに異変が起きたのです。
この時にベールを起こして一気に糸ふけを巻き取り、すぐに最初のアクションを入れましょう。
いつまでたっても底に着かないなぁ・・・。なんて思っていたら、底についてラインが流されていて隣の人とお祭りなんてこともありますので、集中力を切らさないようにがんばりましょう!
それに、着底は1回のキャストで1回だけで終わることもあれば、底から表面近くまでメタルジグが浮いてくることもあります。こんな時は再び底まで落としてから、メタルジグをしゃくり始めましょう。
着底が大事な本当の理由
着底が大事な理由は、アクションをすぐに始められるからではありません。
着底するまでにショアジギングのターゲットである魚がメタルジグを確認して追ってきている可能性が高いのです。
この時、底に着いたメタルジグがそのまま底で横たわったらどうでしょう?魚は「あ、エサちゃうやん」とそのまま見切ってしまいどこかへ行ってしまうでしょう。
しかし、底についてすぐにまた動き始めたメタルジグを見て魚は一気に勝負をかけてきて食ってくる可能性が高いのです。
実際にオフショアジギング・タイラバなどもその傾向が強く着底してからの動かし始めでは特に集中して釣りをする必要があります。
また、もう一つの理由として根掛かりがあります。
メタルジグは安価で手に入るものから千円を超えるものまで様々です。メタルジグを引っかけてロストしただけで終わるのではなく、その後の新しくルアーを付けなおす手間、もしかしたらリーダーごと切れてしまうかもしれないというリスクも背負っています。
いずれにしても根掛かりしていてはルアーのロストよりもタイムロスが大きいです。
くれぐれも着底は頑張って取れるようになりましょう!!
キャスト後に糸ふけを取ってから再びラインを放出させると表面の波に流されることが減るのでおすすめです。波気や風がなく水深が深い場所ではそのまま糸ふけを取らない方が沖の底へ着底できる可能性が高いです。
糸を細くしてみよう!
ラインを細くすることはライン強度を犠牲にするため、賛否両論あるでしょう。ただし、ショアジギングでは遠投をすることでより多くの魚との出会いが増える可能性があります。
ライン強度を落とすことにより、せっかくの大物が掛かってしまい獲れない可能性もあるでしょう。ただ、掛かることを優先させた場合は話が別です。
また、ただラインの太さを細くするのではなく、直線強度のある8本撚りや12本撚りのPEラインを選ぶなどの工夫があればなお安心して釣りを組み立てる事ができます。
釣れている場所を知ろう!
これは非常に難しい可能性がありますが、実際に今釣れている場所が分かれば釣れる可能性が飛躍的に上がります。
なぜならメタルジグで釣れるターゲットはシーバス・サバ・ヒラメ・マゴチ・ブリ・ヒラマサ・カンパチなどです。その多くの魚はベイトフィッシュであるイワシ等とも一緒に共存している可能性があります。
餌となるベイトが多く存在しているポイントを見つけられることができればショアジギングターゲットと出会える可能性も高まります。
また、そういう場所こそ釣れている場所ともなりますので、実際に単刀直入に狙っているターゲットの青物が釣れる場所って分かりますか!?で答えが分からない場合は・・・今ベイトが多い場所って分かりますか?と訊き方を変えてみると有力な情報を得る可能性があります。
朝夕まずめに釣行しよう!
ショアジギングターゲットを始め釣りで釣れる魚の多くは早朝と夕方によく釣れる傾向にあります。もしも日中ばかり釣りに行っていて釣れていないのであれば、なんとか行ける時間を作り早朝か夕方にも釣り場にエントリーしてみてはいかがでしょう。
釣り場はどんなところが良いの?
具体的にショアジギングのターゲットとなっている多くの魚が好む場所ってどんなところでしょう?
やはり一番に考えられるのはエサであるベイトの寄りが良い場所です。他にも潮通しが良い場所や水深のある場所なども青物が釣れる条件としては欲しい場所です。
それでも釣れない時は?
今回、色々なショアジギングで釣れる可能性を高める要素をお伝えしました。しかし、魚は自然のものであり絶対に釣れることもありません。
1回で釣れなければ、もう1回行く!何度でも釣れるまで行くという情熱こそが最終的にショアジギングで釣果を得る最大の助けになるはずです。
実際にぼくもショアジギングを始めてしばらくは全然釣れませんでした。
メタルジグだけにこだわらないのも一つの手
これはメタルジグでターゲットを手にしたい方は、やっぱりメタルジグで釣れるまで頑張ってみるのもありです。実際にぼくがそうでしたから・・・。
しかし、メタルジグを投げていて違う人はミノーやポッパー・ペンシルベイトなどのプラグで釣ってことを目撃したことはないでしょうか。
実際にメタルジグが絶対ではなく、魚を手にすることが目的なのであれば柔軟にメタルジグ以外のプラグも釣り場へ持って行くことをおすすめします。
過去のぼくがそうだったように、ずーっとショアジギングをしていて釣れなかったんだけど、ある日の夕方にぼくはエギングをしていたんです。その時にミノー投げて早巻をしている釣り人を見かけました。もう10年以上前の話になります。
それがまた、当時何度通っても釣れなかった青物がすぐに掛かっていたのです。あの時はかたくなにメタルジグだけしか投げていませんでしたが、なんだかメタルジグだけじゃなくても良いんだ。って少し気が楽になったのを覚えています。
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ピンテールチューンは今でも使って釣っている長い付き合いのヘビーウェイトチューンミノーです。
2018年の9月釣行時はピンテールチューンのみの使用で、太刀魚・チヌ(黒鯛)・青物がヒットしています。
さいごに
ショアジギングは多くの人から愛される海のゲームフィッシングの一つです。ショアジギングではメタルジグの動かし方も人によって変わってきたりしますし、釣れない時はアクションを変化させたりして考えて釣りをしていくものです。
そのことから、魚が掛かった時に自分で釣ってやった!という満足度も非常に高いと言えるでしょう。
自分なりのヒットパターンを見つけて、ショアジギングを楽しんで行きましょう!!
ではでは 良い釣りを!!
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