どうもテルヤスです。今回は2019年に発売されたダイワのエギング専用スピニングリール「エメラルダスLT」をテーマにお届けします。
2019年の夏にリリースされたエメラルダスLTですが、番手として4機種からスタートしています。
実際に気になるところで言えば、2500番と3000番という2つのサイズです。
どっちが良いのかと言えば・・・。2500S-H-DHと3000S-C-DHを使用しましたが・・・エメラルダスLTに関して言えば2500番がお勧めです。
エメラルダスLTの番手を比較
エメラルダスLTですが、ノーマルギア、ハイギアモデルのHと2500S、そして3000Sという2モデルが存在しています。
ちなみに上記のYouTubeでもダイワのエメラルダスLTが紹介されています。
しかし、その中で紹介されているのはローギアとハイギアの使い分けでした。
ちなみに動画は、購入してから見つけたものです。
ローギアとハイギアだけの選択肢なら、わざわざ番手も2500と3000を用意する必要も無かったのでは?というのが最初の疑問点でした。
2500と3000の違い
エメラルダスLT2500Sと3000S-Cの大きな違いですが、スプール径です。
ダイワのライトタフコンセプトによるとスプール径は下記の通りです。
スプール径
LT2500=Φ45mm
LT3000=Φ48mm
ちなみにボディですが、3000SはCの文字が付いているのでコンパクトボディを採用しています。
C=ワンサイズ小さなボディを採用
詳細につきましては、ダイワ公式ページもあわせてご確認ください。
ライトタフコンセプト
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/LT_LightTough/index.html(外部リンク)
さりげなく大きな違いと言えるのが、このスプール径の違いです。
スプール径が大きい事によるメリットとして考えられることは何でしょう?
・ライン放出しやすいため飛距離UP
・糸さばきが良いためライントラブル減
ぼくの考えるスプール径の大きなメリットが上記の2点です。
逆にデメリットとして考えられることは・・・
・自重が重くなる
・糸巻き量が必要ない場合はラインキャパが無駄に多い
主に上記の2点がスプール径が大きくなるデメリットです。
また、微かなことかもしれませんが、スプール径が大きいとハンドル1回転当たりの最大糸巻き量も外径が大きい分、よく巻けることも魅力です。
スペック比較
巻取長さ(cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 標準自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 標準糸巻き量PE(号-m) | |
2500S-DH | 75 | 5.3 | 240 | 10 | 0.6-200 |
2500S-H-DH | 79 | 5.6 | 240 | 10 | 0.6-200 |
3000S-C-DH | 80 | 5.3 | 245 | 10 | 0.8-200 |
3000S-CH-DH | 84 | 5.6 | 245 | 10 | 08-200 |
本体価格は2500番が17,500円で3000番が18,000円となっています。(2019年11月時点)ベアリング数はボールが7個ローラーが1個になっています。
番手が大きくなると定価で500円高くなります。
そして、標準自重も5g重くなります。
それと引き換えにスプール径が大きくなるメリットが得られる可能性があります。
しかし、番手を選ぶにしても糸巻きのスピードでは、2500S-H-DHと3000S-C-DHでは、わずかに1cmしか変わりません。
最初に購入したのは実は3000S-C-DH
実は2台、購入するのですが・・・最初は3000S-C-DHを1台で十分だ!
と思ったのですが・・・。よくよく考えて見ると・・ラインキャパも違うし、自重も違う、ハンドル1回転当たりの糸巻き量もハイギアとローギアは違うけども・・・。
ん~・・・。1台だけ選ぶとなると・・・。3000S-C-DHかな?
PE0.8号を200m巻けるのも魅力ですし。
4機種ともにダブルハンドル。その中でもローギア+ラインキャパが大きいのが特徴のモデルです。
ローギアであることにより、水深のある深場エリアをしっかりと探ったり、パワーのあるリーリングが期待されます。
そして、ラインキャパがあるので0.8号というエギングでの定番号数をしっかり200mも巻けます。
特に大型アオリイカや深場狙いなどのパワー系のエギングに威力を発揮しそう。
そして、別に下糸を巻けば細号数のPEを巻くのも有りと考えていました。
実際に使ってみた感じも、リトリーブも軽く使いやすさもばっちりです。
2500S-H-DHを購入した理由
3000番を購入したものの気になっていたのが2500番です。
価格も3000に比べて安い、そしてラインキャパも0.6号で200mという細号数を巻くと3000番よりも無駄が無いというのも魅力です。
そして3000番に比べて軽量。。。
実質的にリトリーブはハイギアのほうがローギアに比べると重く感じることは考えられます。
しかしながら、慣れてしまえばそこまで気にならないかもしれません。
実際に2019年には、かたくなにエギングにはハイギアは不要・・・。と考えていましたが、ギア比の高いモデルを使用してエギングをすると・・・。
案外気にならないもので、エギをしゃくったあとの巻取スピードの速さも慣れてきました。
ならば・・・。2500番のハイギアのほうが魅力が高いのでは??
そう思って、あとから2500番を購入しました。
2500S-H-DHを使ってみたところ
糸巻き量も0.6号を200mというラインキャパがバッチリです。
両方ともに使ってみた共通点
両方のリールともに使ってみたところ、リール本体、特に竿に取り付けるリールフット部分からリール本体にかけての強度が弱いと感じました。
これは、リールをラインに巻いている時に感じたことで、PEにテンションをかけて巻くとリール本体が左右に揺れながら糸巻きをするという状態になりました。
ただ・・それはテンションの掛け過ぎかもしれませんが、リール本体部がアルミなどの金属を採用しているモデルからすると本当にきゃしゃな印象です。
この点を踏まえるとPE0.8号を巻いてドラグを目いっぱいかけてのやり取りよりは、0.6号、それ以下の細号数でドラグを効かせながらのやり取りが向いていると感じました。
例えば不意に掛かったキロオーバーのタコをドラグを締めてグイグイ巻いてきたりとか・・・するのには、少々リール本体の剛性感が弱く壊れないか心配です。
実際にリール本体のフット部分が折れたりとかは、そうそう無いと思います。
しかし、リール本体部がグラグラと曲がるようではリーリングの力が分散されたり、ダイレクト感がありません。
19エメラルダスではなく剛性感を求めると?
剛性感とかを求めて行くと、現状のダイワのリールではモノコックボディを採用している19セルテートクラスが非常に魅力的です
同じようにコスト面が近い部類で探すとレグザはアルミボディを採用していて、主にショアジギングで使っていますがしっかりしています。
ただ、レグザは専用機ではなく、汎用機という位置づけのリールでダブルハンドル仕様がありません。
後付けでも可能ですが、コスト面で見ると高くなり・・総合的に見るとロッドとのコーディネートも考えてエメラルダスブランドが魅力的になります。
自重(g) | 本体価格(円) | |
19エメラルダスLT2500S-H-DH | 240 | 17,500 |
19レグザLT2500S-XH | 235 | 20、500 |
19セルテートLT3000S-CH-DH | 225 | 49,000 |
値段では倍ほど違いますが、セルテートは値引き率が低く実売価では4万円前後と高額になります。
その点、レグザが価格も近いですが、ダブルハンドル仕様が無い点がエギングをする分で一つ気になります。そして、ダブルハンドルにすると自重も重くなることもあります。
ダブルハンドルを付けて、リールスタンド付けたり、糸巻いたりすると・・3000D-CXHで294gになりました。3000D-CXHは標準自重で245gなので、50g近く重たいですね。
19セルテートはダブルハンドルなのに225gという自重は軽いし、強いしで本当に魅力です。
ただ、予算的にもセルテート1台の価格で19エメラルダスのロッドとリールセットが3万円ほどで揃ってしまいます。
19エメラルダスとしてはエントリークラスとして、価格を抑えてダブルハンドル仕様をリリースしている点が最大の魅力と言えそうです。
さいごに
2500番、3000番、両方ともに使いましたが19エメラルダスに関しては2500番で十分でした。
根ズレの多いエリアでの太号数リーダーを利用する場合は3000番がラインキャパもあり、魅力的ですがそれ以外の場合は2500番でも良いんじゃないでしょうか?
2500番のハイギア、3000番のローギアでの巻取時の重みは・・正直なところ差が分かりません。リールのボリューム感で言えば、3000番はたしかに大きめな印象。
ただ自重などのことも考えて、必要十分なスペックと考えると19エメラルダスに関しては2500番で良かったです。
で、3000番も持っているのですが、そちらは根の荒い場所でのエギングなどリーダーを太くしたい時などに活用する予定です。
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エギング専用機としては、魅力的な価格とスペック。
写真や画像で見るよりも、ずっと高級感を感じました。
ではでは 良い釣りを!