どうもテルヤスです。今回はシマノのソルト用リールの比較記事をお届けします。
ひとつは19年に発売されたスフェロスSW、そして、もうひとつは20年に発売されたエクスセンスBBです。エクスセンスBBを購入してから、似ているなぁ。と思ったのですが、ベースは同じ?かもです。
しかし、両リールともに特色もありますので、どちらか購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
19スフェロスSWと20エクスセンスBB
スフェロスSWは先に6000番、8000番クラスもある大型スピニングリールが発売されていました。19スフェロスSWは3000番、4000番クラスという中型クラスのスピニングリールです。
エクスセンスBBに関しては、シーバス専用機というカテゴリーです。かなり、シックなカラーでデザイン性も高級感があって素晴らしいです。
スペック比較
持っている番手はスフェロスSWが4000XG、エクスセンスBBは4000MHGです。
比較するのは分かり易くするのに、両方に共通番手がある4000XGにしています。
19スフェロスSW4000XG |
20エクスセンスBB 4000MXG |
|
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
糸巻き量(PE号-m) | 2-240 | 1.5-200 |
最大ドラグ力(kg) | 6 | 6 |
自重(g) | 280 | 280 |
ベアリング/ローラー | 3/1 | 5/1 |
ハンドル1回転当たり最大巻き上げ量(cm) | 99 | 99 |
本体価格(円) | 15,800 | 20,000 |
(2020年4月13日時点)
スペックを見比べてみると、価格は単純にエクスセンスBBが4,000円ほど高いです。
しかし、内容も大きく違うのがベアリングです。2個もエクスセンスBBが多く入っています。それ以外のスペックは、パッと見では変わらないなぁ。というのが印象です。
また、エクスセンスBBはシーバス用としてリリースされているので、糸巻き量もミディアムスプールになっているのも特徴です。
ラインローラー部のベアリングの有無
ただ、手間と追加でベアリング追加キットを購入するなどの手間を考えると、最初からボールベアリングが搭載されているエクスセンスBBのほうがコスパは良いように思います。
スフェロスSW4000XGのパーツ価格表を参照
https://www.shimanofishingservice.jp/parts_price.php?scode=04135(外部リンク)
20エクスセンスBB 4000MXGパーツ価格表
https://www.shimanofishingservice.jp/parts_price.php?scode=04200(外部リンク)
スフェロスSWのラインローラー部のベアリング追加については、下記記事を参照してください。
19スフェロスSWはラインローラー部にベアリング無し
20エクスセンスBBはラインローラー部にベアリング有り
その他のベアリングに関しては、ハンドルノブ部に2個追加できるのは一緒です。
19スフェロスSWは、ドライブギアの支持部分に一つブッシュがあります。(パーツナンバー52)
20エクスセンスBBはドライブギア支持部は両方ともボールベアリングになっています。
合計で2個少ない場所は、ラインローラー部分とドライブギアに1か所という感じですね。
分解して、スフェロスSWも追加できそうですが・・・。そこまでの分解はせずに使用しています。
20エクスセンスBBのハンドルノブ部のベアリング追加は下記記事を参照してください。
ベール形状の違い
こちらも注目したい違いです。エクスセンスBBは継ぎ目なしのワンピースベールを採用しています。右手にあるスフェロスに関しては、継ぎ目のあるベールになっています。
20エクスセンスBBはワンピースベール
19スフェロスSWは継ぎ目有りのベール
別に関係が無いんじゃない?という項目かもしれません。しかし、PEの細糸を使用している際にベールの継ぎ目に引っ掛かってしまうことも考えられます。可能性としては低いかもしれませんが、トラブルレスという観点ではエクスセンスBBのほうが安心のスペックです。
どちらもねじ込み式ハンドルを採用
両リールともにねじ込み式ハンドルを採用しています。こうやってハンドルを外してみると、両方のボディって一緒に見えます・・・。笑
両方ともねじ込み式ハンドルを採用
巻き心地は??
両リールの巻き心地ですが、正直なところあんまり変わらないように思います。
使っているのは、エクスセンスBBはMHG、スフェロスSWは4000XGです。なので、単純に糸の巻き心地が一緒か?と言えば違うでしょう。
ただ・・・。巻いている感じで言うと、あんまり変わらない感じです。ドライブギア部にエクスセンスBBは一つベアリングが多いこともあり、厳密には絶対にエクスセンスBBが良いのだと思います!
巻き心地自体は・・・あんまり変わらない感じがしてます。
ドラグワッシャーも違う?
19スフェロスSWは耐久性の高いカーボンドラグワッシャーを採用しています。この辺が海の大物にも負けないパワーとタフネスさを持たせたという特徴だと思います。
最大ドラグ力自体は同じだとしても、頻繁にドラグを使ったり、ドラグを締めて青物などの大物とやり取りをすることを考えてみて下さい。そうするとやはりスフェロスSWの仕様は魅力的です。
使い分けは?
スフェロスSWに関しては、やはりラフな使い方というか大物仕様でハンドルノブもラウンド型に交換しています。対青物としては、やはりカーボンドラグワッシャーなどの耐久性のある仕様もありPEも2号前後の太さが良いんじゃないか?と思ってます。
PEも細糸を使用することも考えてメーカーもワンピースベールを採用しているのだと思います。
この辺を考えると。。耐久性ではスフェロスSW、シーバスを狙うのにはエクスセンスBBと言う感じですね!
カーボンドラグワッシャーを採用していて、耐久性のある釣りに19スフェロスSW
・用途例 主に青物釣り、ジギング、ショアジギングなど
ワンピースベールを採用し、トラブルレスを考えた20エクスセンスBB
・用途例 シーバス
さいごに
スフェロスSWはソルト対応のリールとしては中堅クラスかエントリークラスになるでしょうか。こちらのリールでシーバスを狙っても全然OKです。
エクスセンスBBもシーバス専用機の「エクスセンス」を冠していますが、ライトショアジギングでも使えると思います。
ただ、ドラグの耐久性はカーボンドラグワッシャーを採用しているスフェロスSWが魅力的です。そして・・・エクスセンスBBはワンピースベール、ラインローラーにボールベアリング採用しており、こちらもやはり魅力的です。
なので、太い糸も使う場合はスフェロスSW、細糸を使う場合にはエクスセンスBBという選択でも良いかもしれません。
ぼくの場合、使い分けとしては青物中心の時はスフェロスSW、シーバス中心の時はエクスセンスBBとなりそうです。なんだ、やっぱりそんな感じか?と言われそうですが・・・。やっぱりそんな感じですね。笑
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漆黒のボディで高級感さえ漂う20エクスセンスBBです。巻き心地は、正直スフェロスSWとそんなに激しく変わらないと感じています。
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ラフに使うのにはこちらが良いかな?と思ってます。ラインローラー部のベアリング化はしたいところです。
少しでも参考になれば幸いです。
ではでは・・・!!