海釣りを始めようと思ったきっかけは何でしょう?
釣って食べられる魚が欲しいから?それとも家族で釣りを楽しみたいから?
はたまた、自然と真っ向勝負で日常のストレスから逃れたいから?
様々な理由があると思います。
「だれでも最初は釣り初心者です」とは、ぼくの知人の言葉です。
釣りを始めて10年ぐらい経っていたとしても、その釣りをしたことがなければ、その釣りの初心者だと言えます。
ん?釣りを10年していても、まだ釣り初心者なのか?と思われるかもしれません。
例えば、ぼくも海釣りは幼少の頃から始めていますので、かれこれ30年近くになるでしょうか?
それでも、氷上のワカサギ釣りをしたこともないですし、行ったことの無い場所での釣りは、その場所での釣り初心者です。
今回は海釣りを始める方に向けて、知っておいて欲しい事。
確認して欲しい事をお伝えします!
海釣り初心者は目的を考えよう!
目的に合わせて?というと難しく感じるかもしれませんね。
例えば、ルアーフィッシングの場合は活きたエサを使いませんので、魚を偽物のエサで騙すことになります。
この本物のエサで釣っていないということは、人間が魚よりも利口であったと、ある種の優越感を得られることでしょう。
ぼく自身がそうですが、ルアーフィッシングというのは、その時の状況にあわせたルアーをセレクトすることによって釣果を得る楽しみがあります。
とても自己満足が高い釣りだと言えます。しかし、魚を食べたい!という目的であれば必ずしもルアーで釣りたいという願望と釣果という結果が伴わないこともあります。
もちろん、ルアーで釣る方が魚が釣れることだってあります。この辺は目的の違いですので、自分の釣りスタイルにあった釣りを探して行きましょう。
海釣りには、大きく分けて2種類
エサ釣りとルアー釣りが有ります。
特定の魚が釣りたい場合
- 岸からエサで釣る
- 岸からルアーで釣る
- 船からエサで釣る
- 船からルアーで釣る
大きく分けてこの4種類が挙げられます。
船釣りでもアジは人気の魚種なので、船釣り初心者の方でも楽しめる釣り方です。釣り方は主にサビキと呼ばれる釣り方、天秤を使って撒きエサを使いながら釣る方法など地域によっても様々です。
いずれにしても、まずは特定の魚が釣りたい場合は下調べが重要になってきます。
今の時代、特定の魚種名を検索すれば、その釣りについて詳細に書かれたHPに行きつく可能性が高いでしょう。
先ほどの例として「アジ 釣り」で検索したり、「アジ 釣り ルアー」で検索すると、さらにルアー釣りに特化したページへとアクセスできることが期待できます。
基本はこの検索で答えが見つかる可能性があります。しかしながら、日本全国どこでも共通する釣り方もあれば、地域性がある釣り方もあります。
その場合は自分が釣りをするエリアの土地名も検索に入れると、さらに詳細な検索結果が得られることでしょう。
海釣り初心者がチェックしたい天候の情報
海釣り初心者にとって、とりあえず覚えておいて欲しいことがあります。
それは気象状況です。簡単に言うと天気なのですが、海釣りは淡水の釣り以上に天候による影響を受けます。
地震があれば「この地震による津波の心配はありません」というアナウンスを聞いたことがあるのではないでしょうか?
そう起こることではありませんが、地震時に津波が起きて、釣り場に立っていたとなると命の危険さえも危ういです。
また、台風などの暴風を伴う時には釣りが、まずできないと思った方が無難です。
そして、風とともに高潮注意報など普段と比べて潮位が高い時にも注意が必要です。
- 当日の風向き・風の強さ
- 注意報・警報など
- 気圧配置
海釣り初心者が釣りに行く直前にしたいこと
今は便利なことに通販でも青虫などの活き餌を購入できたりしますので、実店舗に足を運ばないでも釣りに行くこともできてしまいます。
しかし、全くの釣り初心者の場合は釣具店などの実店舗へ足を運んで相談するのが良いでしょう。
実際に糸の結び方、釣りに行く時の仕掛け、ルアーなど、自分で調べても今一つ自信が無い状態で釣りに行くよりは、釣具店などで質問をして確認してからの釣行にするとより安心して釣りを楽しめます。
また、釣具店に行くと、その時に釣れている魚や自分が釣りたい釣果について知っていることも多いため、単独釣行者はメリットが多いはずです。
海釣り初心者におすすめの釣り方
海釣り初心者におすすめの釣り方は、投げ釣り、サビキ釣り、胴突仕掛を使った探り釣りです。
釣り方によって、狙える魚も異なりますので釣りたい魚にあわせて選ぶと良いでしょう。
年間を通して楽しめる釣りとしてオススメしたいのは、投げ釣りと胴突仕掛けです。
投げ釣りがおすすめな理由
投げ釣りは、遠くに仕掛けを飛ばして釣る解放感のある釣りです。
ただ、遠くへ投げたというだけで気持ちいいという人もいるぐらいで、釣りを楽しむのには最適です。
また、釣りの仕掛はオモリ+仕掛けとシンプルなので、覚えやすく仕掛けの種類を変えると魚種も変えることができます。
狙える魚種はキス・カレイ・アナゴの他に汽水域ではウナギも狙えますし、実にいろいろな魚が狙える釣り方です。
胴突仕掛がおすすめな理由
胴突仕掛は竿から垂らした先に仕掛け、そしてオモリがあり、魚のアタリがダイレクトに竿先に伝わりやすい特徴があります。
このことにより、初心者の人でもアタリが分かりやすく釣果に繋がりやすいと考えられます。
また、海釣りを行う釣り場では防波堤が多く、防波堤の際などには対象魚となる根魚が多く潜んでいるからです。
この時の根魚とはガシラ(カサゴ)、メバルなどです。
ガシラは周年釣れると言っていいほど、釣れない季節がありません。
有りませんと言うと、大げさかもしれませんが、2月の真冬時は食いが渋い時がありますが、それでも釣れるのですから、やはり釣れやすい魚だと言えます。
ウキ釣りをおすすめしない理由
しかし、ウキ釣りをおすすめしない理由は・・・
魚がいるタナ(層)にウキのタナを合わせる必要がある。
ウキ釣りという仕掛け自体が、いきなりの初心者にとっては難しい。(覚える必要がある)
この2点が初心者にとってウキ釣りは難易度が高くなっていると考えています。
しかし、この2点さえ理解した上での釣行にするとメリットも多くあります。
・アタリが目に見えて分かりやすい。
・のんびりとウキを見ながら釣るので楽しい。(没頭できる)
いきなりルアー釣りに挑戦する
初めからルアータックルを揃えて釣りに出かけても問題ないでしょう。
そして、ルアー釣りは思った以上に釣れなかったり、逆に爆釣することだってあります。
エサ釣りの人では、全く魚が釣れていない状況でもルアー釣りの人はコンスタントに魚を釣り上げている。
そんな光景を目の当たりにしたら、きっとこう思いませんか?
「ルアーで楽に釣れる!」
実際に、エサ釣りの用意は活き餌や冷凍エサなどのエサの準備もあります。
事前に冷凍エサなどは準備しておいて、釣行前に冷凍庫から出しても良いですが、活き餌などは新鮮なものをエサ屋で購入したいものです。
この点から、ルアーの最強のメリットは「行きたい時に行ける」ことです。
そして、やめたくなったら、すぐに帰られることです。エサ釣りだと・・・こう思うことが多いのですよね。
「エサが残っているから・・・もう少しエサが無くなるまでやろう・・・」
その日が釣れなかったとしても、せっかく購入したエサなので・・という、ぼくのけち臭さがあります。笑
〇ルアー釣りのメリット
活き餌などの事前準備が無い分、釣りに行きたい自分の都合に合わせやすい
×ルアー釣りのデメリット
条件が合わないと生き餌に比べて釣れにくい時がある
釣り道具による使い勝手に大きな差がある
海釣りのマナー
海釣りを始めるにあたって、釣りのマナーもあります。
・釣り場の割り込み
・釣り場でのゴミ捨て
・駐車禁止エリアへの駐車
・立入禁止エリアへの侵入
・ライフジャケットなどの身の安全対策
これらは当たり前と言えば当たり前なのですが、釣りを楽しむ上では守りたいマナーでもあります。
特に釣り場は増えているというよりは、危険場などとされ禁止区域が増えている印象を受けます。
釣りを始めるうえでは、釣りができる環境に感謝して釣りをしたいものです。
海釣りを始める前のこと
それがきっかけで、釣りを今も続けているのですが、いかんせん釣りをしたことが無い人にとってはとっつきにくい事も多いかと思います。
しかし、最初はだれでも失敗だらけなので、経験としてとらえて、釣りを長く楽しんで行くことを考えると良いかもしれません。
きっと、長く続けていると面白い事があります。
海釣りをやっていて良かったこと
それは、自分が釣った魚を食べられるということです。これは何よりの楽しみで、自分だけではなく、周りの人をも幸せにする力を持っています。
鮮度の高い魚、そして、希少な高級魚も狙って釣れるのが海釣りの魅力と言えるでしょう。
・釣り場に行くと他の釣り人と仲良くなることも
・初めての人でも釣り人なら共通の話題で楽しめる
・趣味としては実に入りやすく、また深い楽しみがある
・狙った魚を釣り上げた時は本当に感動する!
・日常生活でストレスを感じた時に海にでると自分の悩みが小さく感じる
・集中力が高まった(気がする)
・天気について敏感になった
パっと思い浮かんだ良かったことですが、自分でも気づいていない良い点はもっとあるかと思います。
海釣りをやっていて嫌だなと思ったこと
実は海釣りをやっていて、良かったなと思えることも多いのですが反対に残念なことも多くあります。
・釣り場でのゴミを見ると、なんだか残念な気持ちになる
・釣り場に忘れてしまった釣具は、今まで戻ってきたことが無い・・・。(自分が悪いんだけど 笑)
ん。いっぱいあるようだけれども、とりあえず思い浮かんだのは2つだけでした。笑
海釣りをこれから始める方へ
最初は難しいこと、分からないことが多々ありますが、それを理解したり、解決したりするのも楽しみです。
釣りの種類、魚種も多いので自分のスタイルにあった釣りを見つけて、最高の趣味にしてみましょう!
ではでは 良い釣りを!