どうもテルヤスです。シマノから発売されているフリーゲームというロッドをご存知でしょうか。
このフリーゲームという竿は、ジャンルを問わず色々な釣りを楽しむことを目的に作られている竿です。そして、フリーゲームの特徴が色んな釣りに応用できる以外にもコンパクトさが挙げられます。
そのコンパクトさゆえに継竿と比べると感度、使用感が劣ると言えば正直なところでした。
それがフリーゲームというロッドで、振出竿のモデルです。このロッドはこのロッドで、なかなか使えるなっ!というのが印象でしたが。。。
しかし、2019年にフリーゲームXTなるものが発売されました。この竿が、なかなかイケているのでビックリしました。笑
フリーゲームXT
パック&トラベルロッドの概念を変えるシマノの挑戦
フリーゲームXTはパック&トラベルロッドにおける様々な弱点を克服した、ショアスタイルの本格マルチピースロッド。ブランクスにはシマノが誇るハイパワーXを搭載。継数の多さにより重くダレがちになるブランクスに張りをもたせ、シャープな振り感を実現しました。また、フリーゲームXTでは、あえて並継を採用。これにより強靭なバットパワーを獲得。振出に比べガイド設定の自由度も高く、より優れたパフォーマンスを生み出すことにつながっています。もちろん、パック&トラベルロッドならではの携行性と使いやすさもとことん追求。仕舞寸法は国内航空機の機内持ち込み可能サイズである60cm未満に設定、大きめのスーツケースであれば十分に収納可能です。
シマノHPより引用
http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5769(外部リンク)
上記はシマノのフリーゲームXTの紹介文です。
もう、この文章に全てが詰まっていると言っても良いぐらいですが、本当にパックロッド・トラベルロッドにおける弱点を克服できたのでしょうか?
振出ではなく、並継ロッドであることは、かなりの魅力には違いありません。
しかしながら、並継であるがゆえの欠点や気になる点も購入前にいくつかありました。その点も踏まえて今回はレビューを書いていきます。
本当に本当にコンパクト!
本当に到着してみて、実感したのがそのコンパクトさです。
そして、仕舞寸法は国内航空機に持ち込み可能サイズである60cm未満にしたそうですが・・・。(シマノHPにも記載ありますが、機内持ち込みの際は念のため航空各社に事前に確認しておいた方が無難です)
まぁ・・・。本当に60cm未満に設計されているというこのコンパクトさは邪魔にならないので、魅力です。
そして、意外にというか計算されているのでしょう。ケースがかなりしっかりとした作りです。素材は塩ビパイプなのかは分かりませんが、塩ビパイプ?と思えるぐらい硬いです。
フリーゲームXT S96Mを購入
何本継?というぐらい本数が入っていて、一瞬驚きましたが・・・S96Mの場合は6本継です。
一見すると順番を間違いそうになるぐらいです。
初期の状態は写真のように入っていますが、袋などを抜いてロッドケース内に戻すとカタカタと隙間ができるので、軽くクッションになるように新聞紙などでクッションをするとよりロッドには安全かと思いました。
S96Mを購入した理由 スペック重視
全長(cm) | 290 |
---|---|
仕舞寸法(cm) | 54.6 |
自重(g) | 160 |
キャストウェイト(g) | 8-40 |
PE(号) | 0.5-1.5 |
本体価格(円) | 26,000 |
まさに、こんなにコンパクトなロッドでも、しっかりとした作りで、なおかつ保証書付き・・・。さらに並継竿という・・・。
シャープさ・・・。
多少の竿自体の重さよりも、何といってもコンパクトロッドで本格的なルアーフィッシングが楽しめるのではないか?という期待感が強かったです。
ルアーウェイトで8-40gも扱えます。
この範囲なら、ライトショアジギングでの青物狙いやシーバスにも使えそうです。
ならば、やっぱり青物狙いから使ってみたい!そう思いました。実際に使ってみて、使えたのなら、旅行に行く時に忍ばせておくのに最高じゃないですか?
やっぱり2ピースロッドとかになると、持ち運びが大変ですし、その辺になるとコンパクトロッドで、なおかつ丈夫そうなケースも付いているとなると・・・。やっぱり最高です。
実際にルアーで青物を狙ってみたら・・・?
その時の感想を主に書いていきますが・・・。
まぁ、正直なところ竿は強いです。
これはブランクスにシマノが誇るハイパワーXを搭載していることが大きいのでしょうけれども。
それにしても、力が強くてびっくりしました。
ほんまにビックリでした。笑
ちょうど、この魚を掛けた時はナブラが起きていたので、ナブラが起きている間に、もう1本掛けたい!と思って、わりとドラグを出さずに強引めに取り込んだのです。
そう・・・。この時に懸念していた継が多い事による強度不足や竿の破損など・・・その辺の心配していたことをすっかり忘れてやり取りしていました。笑
掛かってからは、6本で継いでいるという感覚は全く忘れるほどありませんでした。爆 それぐらい、コンパクトロッドと言う感覚ではなく、普通に綺麗に竿が曲がってくれて、魚を寄せてくれました。
実際に使ってみて・・・気になっていた点など
実際に使ってみて、継が多いので重たそう・・・。というイメージがありました。
これは、正直なところ2ピースロッドとかと比べると重たく感じました。リールは19ストラディック4000MHGですが、取り付けてみてシックリ来ましたが、竿だけで振ってみた感じは2ピースに比べては、若干だるいなぁ。。という感じは正直あります。
しかし、そこまで酷くて、こんなもん使えらへん!!という気持ち悪さほどでもありません。
キャストもハイパワーXを採用していることもあって、振り切ったときのシャープさもあります。
なので、期待外れという使用感はありませんでした。
なにより、強度的な安心感が魚を掛けてから有ったのが何よりも大きな収穫でした。
フリーゲームXTに対する購入前の印象
正直なところ、フリーゲームXTが発売された時に感じたのが、フリーゲームという振出竿があって、どうしてあとから継竿が出されるんだろう?
しかも値段がフリーゲームと比べて2倍ぐらい高いときたら・・・・。
手軽さというよりは、本格的なルアー用のロッドでしかありません。実際にディアルーナと比べても、ほぼ価格は同等クラスです。
継数が増えるほど、竿を継ぐほど、竿の重さや感度が悪くなったり、しなりも悪くなりそう。
そんなことするよりは普通に2ピースロッドのほうが良いんじゃないの?というのが購入前の印象でした。
しかし、どうして買ったんだろう?と思われるかもしれません。その魅力はやっぱりロッド自体がコンパクトなことにつきます。
そして、そのコンパクトなロッドでも十分に活躍できる。
そんな存在なら、これまで持っていけなかった場所にでも気軽に一応ロッドも持って行こう・・・。という考えもできます。
それってすごく視野が広がったり、夢が膨らんだりしませんか?
フリーゲームXTの評価
使用感 | |
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コスパ | |
重さ | |
見た目 | |
総合評価 |
今回のフリーゲームXTは、事前の予想以上に気に入りました。笑
使用感としては、ルアーゲームで主に使いましたが、普通にシーバスロッドを使っているかのような調子で、使っているうちは6本継の竿を使っていることを忘れる使用感でした。
ちなみにコスパですが、ロッドのブランクスがハイパワーXを採用している分、高そうです。その他はガイドは価格を抑えている印象。
そして、パーツカタログを見ていると・・・ハードケースがS96Mの場合は本体価格2,050円します。笑
まぁ、なかなか良いお値段ですが、デザインもシンプルで綺麗ですし、持ち運びのことを考えた仕様なのでパーツとしてあるのでしょう。
重さですが、18ディアルーナS96Mが141gで、フリーゲームXT S96Mは19g重たい160gになっています。
持ち運びなどを考慮せず、純粋に軽量で使いやすさだけで見るとディアルーナS96Mのほうが良いです。
ただ、移動時の手軽さ、全体の見た目の綺麗さは非常に良いです。そして、短いロッドを継ぎ合わせているのにも関わらず使用感が悪くないというのが良い点です。
さいごに
今回使ってみたフリーゲームXTですが、旅行や出張時、旅先に持って行きやすいというのが最大の魅力です。
それでいて、フリーゲームの振出竿では物足りない・・・。そう感じた方にこそ、一度検討してみて欲しい1本です。
この竿は本当に買ってみて良かったです。
実際にS96M以外にS86MLも買ってしまっています。爆
S96Mは主にシーバスやライト青物、S86MLはシーバス・エギング・その他、海小物やエサ釣りなんかに使おうかな!?と思ってます。
とりあえず、持って行きにくい時にこっそり車に忍ばせておいて、ささっ!と釣りに行ったり・・・。なんだか色んな計画を思いつきそうでこれからの釣りが楽しみになっています。笑
今回、青物のルアー釣りに使ったロッドです。
まぁ・・・本当に、こんなに使えるもんなのか・・・。と感動しました。笑
こちらはシーバス・エギング用に購入しましたが、これからの使用ですが、この2セットがあれば旅行中の楽しみが増えそうです。
シマノのフリースタイル。。やりよりますね!
ではでは 良い釣りを!